笠松
2024年04月01日
自己条件に戻ってゴールドレッグス「サクラオープン」(笠松競馬)
4月1日(月)の笠松競馬メイン第11レースは「サクラオープン」(A級1組、笠松競馬場1400メートル)。
重賞戦線でも決まって好勝負をする◎1 ゴールドレッグス(セン6、安部幸夫厩舎)が中心だ。中央や南関東の強敵相手にもまれて再び今冬、東海に再転入した好素材は、重賞3レースで4、5、2着。勝ち馬からいずれも1秒差以内の好勝負を演じてみせる。初の笠松出張戦だった前走・白銀争覇は初タイトルまであと一歩だった。レースや動きの取りやすい外枠スタートも末脚自慢にプラスに作用したが、スムーズに流れに乗ってシャープな差し脚を発揮。競り合った勝ち馬を一度は直線交わしながら、ゴールで差し返されハナ差惜敗に終わったが、改めて底力をアピール。最内1枠スタートも、8頭立ての少頭数でさばきやすい。自己条件のオープンへの参戦でもある。目標の当地交流重賞・オグリキャップ記念(SPI・5月23日)へ弾みを持って臨むために、きっちり勝ち切りたい。
最大のライバルは実績上位の東海ダービー馬○8 トミケンシャイリ(牡6、竹下直人厩舎)。2走前に約1年の休養から実戦復帰し、地元のA4、A3特別を2、3着。「よかったころと比べると…」と今井貴大騎手はまだデキに物足りなさを感じているが、持ち前の先行力の一端を発揮。徐々に追い切り、調教気配もアップしている。馬場の軽い笠松コースは本質的に脚質にもぴったり。勝ち負けに欠かせない1頭だ。
地元笠松勢では▲7 タイセイドリーマー(牡6、後藤佑耶厩舎)に期待がかかる。転入後、A級3戦をいずれも鋭い決め脚で完勝。中央2勝馬と地力確かで上位2頭撃破も十分。
すんなり先行態勢に持ち込めば△4 スペシャルトーク(セン6、森山英雄厩舎)にも出番がありそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)