岩手
2024年04月07日
負けなしフジユージーンの相手探し「スプリングカップ」(水沢競馬)
2024年度・岩手競馬の開幕4月7日(日)の水沢競馬メイン第11レースは3歳重賞「第49回スプリングカップ」(水沢競馬場1600メートル)。
◎3 フジユージーン(牡、瀬戸幸一厩舎)は昨年度の岩手2歳最優秀馬。デビュー戦からほかの追随を許さず5戦全勝、重賞3勝。南部駒賞では遠征馬を蹴散らして4馬身差。盛岡で行われた南部駒賞のレコードタイムも更新しました。今年3月、京浜盃JpnII挑戦の構想もありましたが、無理をせず自重。「当面は地元戦を使いスプリングカップ、ダイヤモンドカップが青写真」と瀬戸幸一調教師。もちろんダートグレードが視界に入っているのは当然のこと。復帰戦でどのようなパフォーマンスを披露するか注目。
○1 リトルカリッジ(牝、菅原右吉厩舎)はデビュー2連勝を飾り、重賞・ビギナーズカップでフジユージーンの2着。その後は順調さを欠きましたが、終盤2連勝で完全復活。差す競馬も身につけ、金杯を完勝しました。始動が若干遅れたものの、地力は誰もが認めるところ。次位は譲れません。
▲4 サクラトップキッド(牡、伊藤和忍厩舎)は圧巻のデビュー2連勝を飾り、重賞3戦でも入着を確保し、金杯3着。ぶっつけで臨むのがネックですが、遠野馬の里で乗り込まれて態勢が整いました。
△5 サンエイキャノン(牡、佐藤浩一厩舎)は昨年2勝。昨最終戦では8着に終わりましたが、冬場は福島の坂路で鍛え直して帰郷戦を0秒8差で完勝。ひと皮むけたことをアピールし、上昇一途。
△7 ドリームキャッチ(牝、佐藤祐司厩舎)は北海道1勝から転入戦を快勝。重賞2戦とも着外ですが、変わり身期待。
(文/松尾康司)