名古屋
2024年04月12日
馬場回復ならマロンアイス「クレマチス特別」(名古屋競馬)
4月12日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「クレマチス特別」(A級2組、名古屋競馬場1500メートル)。
今度こそ◎9 マロンアイス(牡4、川西毅厩舎)が惜敗にピリオドを打つ。今春復帰後、3、3、2、2着。コンスタントに勝ち負けを演じても、先行すればゴール寸前で甘くなり、差しに構えれば先行馬を捕らえられない。あと一歩、詰めが甘く勝利を逃し続けている。前走も1番人気に推されたが、先行馬に有利に作用した雨馬場を生かした勝ち馬にすいすい逃げられ、2着に留まった。ただ直線ではしっかり伸びて2着争いを制したように内容自体悪くなかった。前走に続く外枠スタートで、流れに乗りやすくレースは進めやすい。差しがきく良馬場で行われそうなのも上積み材料。ウップン溜まりのじれったい惜敗に別れを告げるか。
2連勝とムード一番の○7 ゴールドスノー(牝5、塚田隆男厩舎)は互角のV候補。ひと息入った臨戦だが追い切りの動き、気配は依然としていい。同タイプは多いが、先行態勢に持ち込めば3連勝は夢でない。
復帰初戦からいきなり勝ち負けした▲5 ノラ(牝7、竹下太厩舎)も差はわずか。前走2着はわずかクビ差と勝ちに等しい内容。2走前には同条件同距離をハイペースながら鮮やかに逃げ切っている。ひと叩き効果も見込め、当然勝ち負けに欠かせない。
前走の3組で昨年10月以来の勝利を飾ったのが△2 ダンシングラブリー(牝4、竹下太厩舎)。好位から差し切る味な内容だったが、外枠時に好走が多いタイプ。内の2枠からスムーズなレース運びができるかが鍵になる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)