兵庫
2024年04月16日
兵庫ダービー馬バウチェイサーの復活間近「春暖特別」(園田競馬)
16日(火)の園田競馬メイン第11レースに「春暖特別」(B1、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎3 バウチェイサー(牡5、新子雅司厩舎)の前走は先行争いから3頭が競り合って楽にハナへ立つことができなかったが、最後まで粘り腰を発揮してタイム差なしの3着に入った。先着を許した2頭はB1では頭ひとつ抜けた存在で、負けて強しといえる。今回も前走で競り合ったベラジオホープがいるが、状態面の良さを考えるとこちらが主導権を握りそうだ。約1年1カ月ぶりの勝利を決めたい。
○2 アントラシート(牡5、保利良平厩舎)は3戦続けて出遅れており、前走も序盤は後方2番手を追走。4コーナーでは7頭分ほど外へ回らされる不利があったが、直線では1頭だけ瞬発力の違いを見せて差し切った。中1週でも状態をキープできており、大きく出遅れることがなければ引き続き勝ち負けになる。
▲1 タオロマイ(牡4、盛本信春厩舎)は2走前にB2で5着ながらポイント加算により昇級してしまったが、もともと相手なりに走るタイプで、B1昇級の前走も好位のインから粘り込んで4着と崩れなかった。ささる面があり、乗り慣れた廣瀬航騎手に戻るのは心強い。
☆8 ビナホイアン(牡5、中塚猛厩舎)の前走は3着バウチェイサーから1秒0離された4着で逆転するのは厳しそうだが、末脚の安定感は評価できる。極端にペースが遅くなることは考えづらく、一角崩しはありそうだ。
△9 ガールズヒロイン(牝6、有馬澄男厩舎)は夏場が得意で気配は徐々に上向いている。外枠ならハナにこだわる必要もなく、折り合いに気を付けながら進めることができる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)