名古屋
2024年04月23日
好気配保つサンマルエンパイアが軸「鰆特別」(名古屋競馬)
4月23日(火)の名古屋競馬メイン第12レースは「鰆特別」(A級3組、名古屋競馬場1500メートル)。
上位馬の評価差わずかで激戦Vバトルだが、近況ムードの良さで◎10 サンマルエンパイア(牡10、今津博之厩舎)に連軸の期待だ。近2走のA級戦を2、1着。特に前走内容が際立った。中団から馬場の重たいインコースを一気に上昇して先頭に立ち、後続をそのまま振り切って1馬身半差つける快勝劇でアピールした。難敵相手の3走前のダートグレード・ダイオライト記念JpnII挑戦で厳しい流れを経験して“喝”が入ったか、善戦止まりの走りが一変した。中間は併せ馬追い切りでキビキビした動きを見せて依然好気配をキープ。レースの流れに乗りやすい外枠スタートも好都合。軸馬にぴったりだ。
最大のライバルは条件が緩和した○8 ヴェッツラー(牡7、角田輝也厩舎)。前走のブービー大敗は交流重賞・東海桜花賞への参戦で度外視が必要。今回と同距離で争われた2走前のオープンではコンマ5秒差3着に突っ込んで好勝負を演じている。自己条件に戻れば当然高評価が欠かせない。
▲4 ミヤビデロス(牡4、藤ケ崎一男厩舎)も馬券に必須の1頭。最近5走が4、2、3、4、4着といずれも善戦止まりだが、着差はすべて勝ち馬から1秒以内。流れに左右される差しタイプだけに流れひとつで頭まで突き抜けても驚けない。
前走は展開がハマった面は否めないが、勝ちっぷりが光った△6 モンストルシチー(牡6、迫田清美厩舎)も軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)