名古屋
2024年05月16日
叩き2走目ペップセに勝機到来「田原特別」(名古屋競馬)
5月16日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「田原特別」(A級4組、名古屋競馬場1700メートル)。
叩き2走目で◎9 ペップセ(牝4、今津勝之厩舎)が本領発揮だ。半年ぶりとブランクがあった復帰戦ながら、前走のA級3組特別をいきなり2着に逃げ粘ってみせた。それも32キロの大幅馬体増で「仕上がり具合は5、6分程度」と浅野皓大騎手が話し、不安が大きかった臨戦での結果は重賞V2の底力の賜物だった。重賞優勝をともに夏場(6月・クイーンカップ、8月・岐阜金賞)に飾っているように気温上昇とともに調子を上げていくタイプでもある。シェイプアップなどひと叩きされた効果が大きい復帰2戦目。早くも勝機到来と言える。
最大のライバルは転入初戦を力とセンスある走りで勝ち切った○10 エターナルプライド(牝5、竹下太厩舎)。道中の動きや手ごたえにズブさを見せたが、2番手から直線計ったように差し切ったのは中央1勝の地力の証。コースや環境など慣れが見込める移籍2戦目。再度流れに乗って運べれば連勝も可能。
転入馬▲3 コスモレペティール(牝7、瀬戸口悟厩舎)のいきなり劇も要警戒だ。成績イマイチの近況でもレベルの高い南関東B1からの移籍。追い切り気配上々で差し勝負に持ち込めば一撃あっても驚けない。
穴は△7 ロッキーブレイヴ(牡6、竹下直人厩舎)。前走の不発7着は甘いスタートでしかも距離不足の1400メートル戦。不利な後方からでは為す術なく終わったのは仕方ない。好位で流れに乗って運べれば中距離重賞V3の実績がものを言う。
(文/中部地方競馬記者クラブ)