レース展望・予想

金沢

2024年05月04日

ハクサンアマゾネスの4連覇濃厚「利家盃」(金沢競馬)

ゴールデンウィーク後半の金沢競馬は土曜日と月曜日の変則開催になります。5月4日(祝・土)は第9レースで争われる「第5回利家盃」(金沢競馬場2000メートル)がメインカードになります。6月2日の百万石賞(2100メートル)へのトライアル戦で、1〜3着馬には優先出走権が与えられます。

◎1 ハクサンアマゾネス(牝7、加藤和義厩舎)は、冬休み明けとなった前走のA1級二組(1700メートル)で、いきなり後続を7馬身以上引き離す圧逃劇を演じて、格の違いを見せ付けました。スタートからガムランが競り掛けてくる楽な先手ではありませんでしたが、3コーナー手前からペースを上げて徐々に引き離し、リードを保ったまま4コーナーを先頭で回ると、直線は独走状態でした。その後もここ目標に乗り込まれ、ほぼ3日置きに追い切り時計を出すほどの順調ぶりです。最内枠からの発走になりましたが、1500メートル戦以外では出遅れる心配はなく、もし後手を踏んでも2000メートル戦なら後方からまくっていくレースも可能です。3年連続でこの利家盃を勝って、百万石賞4連覇の偉業へ挑みたいところです。

○3 セブンダートオー(牡5、金田一昌厩舎)は今季開幕戦のA1級一組(1400メートル)でオヌシナニモノの2着と健闘したことから、次走のA1級一組(1500メートル)で1番人気に推されました。スタートダッシュを決めて先手を奪う積極的なレースを試みましたが、3コーナー過ぎで勝ち馬に交わされてしまうとずるずる後退してしまい、6着と奮いませんでした。そのため1カ月ほどレース間隔を空けて鍛え直され、本追い切りでは後ろから迫ってきた併走馬を大きく突き放し、好調時を感じさせる動きに戻りつつあります。2000メートル戦は昨年末の中日杯で2着争いを演じて3着と見せ場があっただけに、忙しい短距離戦よりはレースがしやすいはずで、巻き返しが期待されます。

▲7 ガムラン(牡6、佐藤茂厩舎)は前走のA1級二組でスタートから逃げたハクサンアマゾネスに果敢に競り掛けていく真っ向勝負を挑みました。3コーナーで引き離されて完敗でしたが、直線いっぱいの手応えながらも2着を死守したあたりに底力を感じました。引き続き追い切りの動きは力強く、昨年の百万石賞でも混戦の2着争いを制した実力から、次位争いなら抜け出してくるシーンは十分に考えられます。

△9 エイシンアンヴァル(牡7、中川雅之厩舎)は前走の金沢スプリングカップ(1500メートル)で1番人気に推されましたが、3着と重賞初制覇には届きませんでした。しかし転入初戦のスプリング特別(1400メートル)で、直線先に抜け出してガムランを寄せ付けなかった勝ちっぷりから、今回も次位争いなら加われるチャンスはあります。前戦地の園田では1870メートル戦で4勝している実績から2000メートル戦はむしろ合いそうです。

△4 ダイヤモンドライン(牝4、佐藤茂厩舎)は距離が延びてから真価を発揮してきたタイプで、重賞初制覇となったサラブレッド大賞典と同じ2000メートル戦になるのは歓迎です。開幕戦から不甲斐ないレースが続いていますが、距離延長で巻き返しがあっても不思議ではありません。

おすすめの買い目

馬単
1→3・7・9・4(4点)

3連単(1軸流し)
1→3・7・9・4(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)

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