名古屋
2024年05月29日
駿蹄賞圧勝フークピグマリオンがV最短「東海優駿」(名古屋競馬)
5月29日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「第54回東海優駿」(3歳、名古屋競馬場2100メートル)。
東海の3歳世代ナンバーワン決定戦に好素材が集まったが、主役は◎6 フークピグマリオン(セン、宇都英樹厩舎)。トライアルでもある3歳第一冠の駿蹄賞を直線豪快に抜け出し、6馬身差の圧勝。距離不足と言われたネクストスター中日本に続く重賞3勝目は“距離が伸びてこそ”の末脚自慢にとって真骨頂だった。中間はここ目標に調整、追い切られ、抜かりない仕上がり。初の2100メートルの距離も長くいい脚をつかえるタイプにとって望むところ。世代頂点の座へ、最短距離にいるのは言うまでもない。
メキメキ力を伸ばす好調牝馬○10 ニジイロハーピー(牝、今津勝之厩舎)が一番の相手になりそうだ。ネクストスター中日本ではイレ込んで6着に終わったが、その後陣営の工夫が奏功し、東海クイーンカップ、園田・のじぎく賞とグランダム・ジャパン路線を2連勝。特に前走は道中、内に包まれる不利を直線一気の差し切りで仕留める内容十分の勝利。上る勢いは魅力いっぱい。
▲12 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)は馬券に欠かせない1頭。駿蹄賞は目標にされたこともあり4着に留まったが、堅実駆けに定評があり、笠松・新緑賞Vでは改めて地力の高さをアピール。作戦選択に幅が生まれる大外12番スタートから東海の第一人者・岡部誠騎手がどうレースを臨むかにも注目だ。
穴は△3 スティールアクター(牡、角田輝也厩舎)。予定していた前走・新緑賞も再度の熱発で直前回避。アクシデント直後だが、スプリングカップ、ジュニアグローリーとともに快勝で飾った好素材は軽視禁物。
おすすめの買い目
馬単(マルチ)
6⇔3・10・11・12(8点)
3連単(フォーメーション)
6→3・10・11・12→3・10・11・12
3・10・11・12→6→3・10・11・12(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)