兵庫
2024年08月21日
逃げ差し自在ナリタシンが連勝を決める「チャオ特別」(園田競馬)
21日(水)の園田競馬メイン第11レースに「チャオ特別」(B1、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎5 ナリタシン(牡4、坂本和也厩舎)は逃げ差し自在でどのような位置からでも競馬ができる。前走に関しては、竹村達也騎手が「(2走前に騎乗した下原理騎手から)逃げたときの方が強いのではないか、と話していたので行ければ行こうと思っていました」とアドバイスを受けて、前走は逃げを打ったと話していた。結果は5馬身差の圧勝で、巻き返しに成功した。今回は他に逃げたい馬がそろって好位に構える競馬になりそうだが、勢いそのままに押し切るだろう。
○3 ミルトプライム(牡4、保利良平厩舎)の前走は2勝クラスから転入した有力馬を差し切って勝利しており高い素質を示している。3カ月半ぶりのレースになるが、気のいいタイプで久々でも問題なさそう。B1降級で条件も有利になった。
▲8 プッシュユアセルフ(牝6、大山寿文厩舎)はナリタシンとの直接対決では2戦とも先着されており分が悪いが、末脚の安定感は評価できる。これまで内で脚をためて抜け出してくるパターンが多いが、外枠でも8頭立てなら内に潜り込むシーンがありそうだ。
☆2 ディアナゼロス(牝4、土屋洋之厩舎)の前走は格上との混合戦で力負けだった。今回は外に入ったメイショウオニテとの先行争いになりそうだが、B1単独戦ならばスッと前に行くことができそうだ。
△4 グランプリワン(牡8、森澤友貴厩舎)は入着前後の成績が続いているが、今回は得意の1230メートル戦で見直せる。8月に小牧太騎手が兵庫へ来てから調教でコンビを組んでおり、実戦で一変する可能性がある。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)