笠松
2024年09月12日
3歳馬キスリングの連勝なるか「色取月特別」(笠松競馬)
9月12日(木)の笠松競馬メイン第12レースは「色取月特別」(B級1組、笠松競馬場1400メートル)。
勝ち上がり組の好調馬対決でハイレベルなV争い。ただ1頭の3歳馬◎5 キスリング(牝3、田口輝彦厩舎)のフレッシュパワーから狙いたい。勝ちみの遅いタイプであとひと伸びが利かず2、3着は多いが、3歳重賞戦線を歩んだ世代上位グループの1頭。北海道1勝馬と能力の裏付けがあり、当地重賞の新緑賞(5月)、クイーンカップ(6月)でともに3着入着を果たした実力派だ。ひと息入った臨戦だった2走前の岐阜金賞は追い上げ届かず6着に終わったが、古馬初対戦だった前走6組ではB級陣をあっさり粉砕。好位キープから早めの抜け出しで5馬身差をつける圧勝で強烈アピールした。中間ムードは変わらず順調そのもの。好調ライバルぞろいでも強かった前走の勝ちっぷりから連勝の期待がかかる。
最大のライバルは復帰初戦を同様に5馬身差Vで飾った○2 カツノサンキュウ(牡6、藤田正治厩舎)。中央では1勝クラスで頭打ちし、南関東では勝利を飾れなかったが、いきなり前走で1分27秒7の抜群の好時計を叩き出した。強敵相手にもまれて培われた地力は東海ではやはり軽視できない。ここも高い先行力を見せつけたい。
▲7 サンマルブライト(牝4、伊藤強一厩舎)も馬券に欠かせない1頭。転入後のB級3戦ですべて馬券貢献する堅実タイプ。2走前の同条件は3着に留まったが、勝ち馬とはコンマ3秒差と着差はわずか。ここも持ち前のしぶとい走りで勝ち負けだ。
復帰戦だった前走を鮮やかな勝利で飾った△1 シホノインプルソ(牡4、笹野博司厩舎)はひと叩きして中間ムードがさらにアップ。相手強化の一戦も好勝負していい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)