レース展望・予想

金沢

2024年10月05日

休み明けでもナミダノキス「サラブレッド大賞典」(金沢競馬)

金沢競馬は土、火曜日の変則開催になります。5日(土)のメインカードは第10レースで争われる3歳重賞「第59回サラブレッド大賞典」(3歳、金沢競馬場2000メートル)です。今年は9月に西日本3歳優駿(2000メートル)が行われた関係で、例年より1カ月遅れの実施となりました。石川優駿(2000メートル)を制したナミダノキスの出走が間に合い、金沢3歳重賞タイトルの戴冠ができるか注目を集めます。

◎6 ナミダノキス(牡、金田一昌厩舎)は石川優駿で、2周目3コーナーから早めに先頭に立って押し切りを図ったリケアマロンをゴール前できっちりとらえて、中央未勝利から転入後4連勝で金沢3歳の頂点に立ちました。石川優駿後は千葉の育成牧場へ放牧に出されて8月下旬に帰厩しましたが、思うように調教気配が上向かず復帰が遅れました。ようやく乗り込めるようになったのは9月下旬からで、ここに向けての本追い切りでは快速古馬のマリンデュンデュンと直線併せてクビ差先着するまで回復しています。ぶっつけとなった不安はありますが、ここ2年サラブレット大賞典の勝ち時計は2分10秒台の決着が続いており、2分8秒台で駆け抜けた石川優駿での勝ち時計は抜けています。休み明けでも決め手の違いを見せつけて、今後の強豪古馬との対戦に向けて弾みを付けたいところです。

○3 ガガヒャクマンゴク(牡、加藤和義厩舎)は数少ない地元生え抜きで、夏場に入って急成長を遂げた上がり馬です。準重賞の石川門カップ(1700メートル)を逃げ切って、西日本3歳優駿でも先手を奪って6着に粘り込み地元勢で最先着しました。その後のC1級七組(1400メートル)で古馬を完封してリズムは取り戻しており、勝ち切れなかった春先に比べてもスピードに磨きがかかっています。ナミダノキスとは初顔合わせとなりますが、後続を引き離して4コーナーへ突入することができれば、際どい勝負になるかもしれません。

▲8 ロックシティボーイ(牡、加藤和宏厩舎)は今春に中央未勝利から転入してきて、石川優駿で3着に敗れた以外はまだ連対を外していません。夏場に入って2連勝中と勢いを取り戻しており、以前はゲート内で立ち上がることもありましたが、ひと夏を越えて落ち着きが出てきて成長しています。ナミダノキスにはこれまで2度対戦して完敗していますが、末脚の爆発力では負けておらず、直線の叩き合いに持ち込むことができれば、逆転も夢ではありません。

△5 ダブルアタック(牡、金田一昌厩舎)は地元生え抜きで、石川門カップと西日本3歳優駿でガガヒャクマンゴクに先着を許しましたが、古馬勢を一蹴した前走のB2級二組(1400メートル)で勝ちっぷりは鮮やかでした。2000メートル戦はやや長い気もしますが、涼しくなって体調面も持ち直してきており、次位争いなら加わってきそうです。

△4 フレーズタルト(牝、中川雅之厩舎)は中央未勝利から転入後4連勝で前哨戦のサラブレット大賞典トライアル特別(1900メートル)を制しましたが、その後は8着続きとリズムを崩しています。好調時に比べてゲート出が甘くなっている印象がありますが、2000メートル戦なら多少の出遅れはカバーできるだけに、巻き返しがあっても不思議ではありません。

おすすめの買い目

馬単
6→3・8・5・4(4点)

3連単(1軸流し)
6→3・8・5・4(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)

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