笠松
2024年11月15日
タイセイラファーガ軸堅「神楽月特別」(笠松競馬)
11月15日(金)の笠松競馬メイン第11レースは「神楽月特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち上がり馬が多く波乱要素も秘めるが、クラスの安定勢力◎6 タイセイラファーガ(牡4、後藤佑耶厩舎)が軸馬にぴったりだ。中央1勝クラスで頭打ちし、今夏転入。C級戦を力できっちりものにすると、B級昇級後も3、2、2、1着。典型的差し馬で展開に左右されやすく、差し届かない走りもあるが、直線勝負に持ち込んで決まって勝ち負けする。特に前走が秀逸。後方からのレースになったが、徐々にポジションアップし、迎えた4コーナーで軽く気合を入れて追われると瞬時に反応し先頭へ。直線半ばから流して悠々2馬身半差つける完勝で飾った。当地初のマイル戦は中央時の新馬戦での4着入着(ダート1800メートル)からむしろ望むところ。距離実績いまいちのライバルも多く、初の1組特別参戦も連軸期待だ。
ただ1頭の3歳フレッシュ○1 ゼンダンキズナ(牝3、笹野博司厩舎)も有力なV候補。こちらは高く安定した先行力と堅実差しで当地転入後、3歳戦から9戦パーフェクト連対中。昇級戦だった前走6組も2番手から早めの抜けだしで6馬身差完勝。上昇一途の勢いある。もろ刃の剣の最内1枠スタートも流れに乗って運べば打倒タイセイラファーガが可能。
実績上位は▲4 ニホンピロヘンソン(セン8、川嶋弘吉厩舎)。夏場は不発が続いたが、同距離だった前走の10月戦をハイペースながらねじ伏せたのは力の証し。A級上位シーンで活躍し、22年白銀争覇を制した重賞ウイナーでもある。連続好走となれば完全復活宣言だ。
穴は△5 スマイルフォーユウ(牡4、藤田正治厩舎)。上り調子にある上、南関東在籍時の主戦場が中距離。マイルへの距離延長が本質的にプラスに作用する。
(文/中部地方競馬記者クラブ)