ばんえい
2024年11月30日
切れ味勝負ならミチシオ「北見富士特別」(ばんえい帯広競馬)
11月30日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「北見富士特別」(A1級-1組)が行われます。
前開催のA1級-1組混合・羊蹄山特別組が6着ダイリンファイター(牡8、小林長吉厩舎)、7着マサタカラ、8着ダイヤカツヒメ、9着クリスタルゴースト(牡4、長部幸光厩舎)の4頭、A1級-2組平場戦から1着シンエイアロイ、2着アローリキヒメ、8着キョウエイリュウ、9着ジェイホースワンの4頭に3歳重賞・ばんえい菊花賞から3着ミチシオの9頭立てです。レース当日の十勝は雪予報で軽めの馬場が予想され、ひと波乱ありそうな一戦です。
◎8 ミチシオ(牡3、槻舘重人厩舎)720キロを本命に推します。勢いある3歳馬に期待がかかります。前走のばんえい菊花賞はスマイルカナから2秒2の僅差3着と敗れています。今季4勝を挙げていますが重賞は無冠。2走前のA2級-1組・桔梗特別では、ダイリンファイターを1秒2差押さえて古馬の強豪相手に堂々の逃げ切りを披露しています。今回は一時雪予報もあり、軽めの馬場は切れ味で勝負するタイプのミチシオにとって馬場も味方になりそうです。
○5 シンエイアロイ(牝5、久田守厩舎)715キロが対抗です。前走はA1級-2組平場戦でアローリキヒメを押さえて今季2勝目を挙げています。近走は特別戦が多く勝ち切れないレースが続いていますが、好位から障害力を生かして、逃げ切りが勝ちパターンのシンエイアロイにとって軽めの馬場は好材料といえます。
▲1 アローリキヒメ(牝5、小林長吉厩舎)715キロが3番手です。今季15戦目となった2走前で初勝利を挙げています。前走は決め脚の差で2着と敗れましたが、3戦連続で連対中と好調がうかがえるだけに今回も障害力を生かしての粘り込みが期待できます。
(文/小寺雄司)