ばんえい
2024年12月28日
ブラックサファイアが突き抜ける「地吹雪賞」(ばんえい帯広競馬)
12月28日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、オーナーズクラブ杯「地吹雪賞」(3歳以上選抜)が行われます。
200メートルの直線コースをスタートからゴールまで走り抜ける、“超”が付くほどのスピードレースで、今ではばんえい競馬の名物レースになっています。選抜戦で例年スピード自慢の経験馬が多い一戦ですが、今年は出走8頭中3頭と少ないのが特徴といえます。
◎5 ブラックサファイア(牡7、長部幸光厩舎)500キロを本命に推します。今季は13戦して1勝のみと精彩を欠いていますが、その成績は度外視していいのが、“止まったら負け”で一気に走り抜ける障害も直行のスピードレース。過去に地吹雪賞でタカナミの2着、決勝戦のスピードスター賞ではキングフェスタの2着がある実績馬です。スピードとスタミナはもちろんのこと、騎手の勝負度胸も重要な要素でバランス良く兼ね備えたブラックサファイアが突き抜けます。
○8 トワイチロ(セン5、金山明彦厩舎)500キロが対抗です。昨年の10月にA1、A2級で4連勝の後は休養し、今季初出走がスピードレースの地吹雪賞となります。過去には疾風賞でサクラヒメの4着、決勝戦のスピードスター賞ではキングフェスタの6着と経験は豊富な実力馬です。13日の本走路での練習では550キロで素軽い動きを披露しています。
▲4 ヤマカツエース(牡5、金田勇厩舎)500キロが3番手です。昨年の地吹雪賞で3着の実績があり、テンから押して行っても、障害直行なら押し切れる力を持った馬。大駆けの期待が掛かります。
(文/小寺雄司)