名古屋
2025年03月12日
昇級初戦もプリメイラが有力「芳春特別」(名古屋競馬)
3月12日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「芳春特別」(A級6組、名古屋競馬場1500メートル)。
上位馬の評価差わずかで激戦ムードだが、◎5 プリメイラ(牝4、宇都英樹厩舎)が主役だ。2走前のB級3組戦では伸び切れず3着に留まった。ただ追い切り後にアクシデントがあり、パドック気配はさえず、慣れないもまれる競馬を強いられた明確な敗因があった。しかし前走の同条件B級3組では好位キープから外を回って直線難なく差し切り。2馬身差の快勝だった。A級への昇級初戦になるが、当地で9戦して7勝を誇る飛び切りの好素材。不安よりも期待感が高まる。
連軸という点ではA級にメドを立てている2頭が上位の存在。○9 ディアモミノル(牡4、竹下太厩舎)はゆったり流れる中距離1700メートル戦の方が成績がいいが、堅実なレース運びに定評がある。一方、▲10 マイネルナラティヴ(牡5、竹下直人厩舎)は近走後方から着実に差し脚を伸ばして、好勝負を演じており好気配だ。
△7 キョウエイパラスト(牡8、原口次夫厩舎)も有力なV候補。手探りな面があった転入初戦の前走A級9組戦でしぶとく逃げ粘って2着に好走。コースや環境慣れなど多くの上積みが見込める移籍2戦目。当然勝ち負けが期待できる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)