名古屋
2025年04月08日
フークピグマリオンが遠征勢を迎撃「東海桜花賞」(名古屋競馬)
4月8日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「第65回東海桜花賞」(名古屋競馬場2100メートル)。
5月に実施される名古屋グランプリJpnIIのトライアルでもある地方全国交流重賞に、遠征勢4頭を含む精鋭12頭がフルゲートで激突する。
誰もが認める東海の古馬ナンバーワン◎12 フークピグマリオン(セン4、宇都英樹厩舎)が主役だ。姫路へ遠征した今年初戦の白鷺賞は道中の不利もあって1馬身差2着に留まったが、改めて地力を示したのが前走。東海限定のA級1組特別戦だったが、プラス25キロの大幅馬体増で道中の反応、動きひと息ながらしっかり抜け出してみせた。余裕残しで臨んだ前走と違い、中間は調整、追い切り気配も十分。重賞8勝の底力で、強力遠征勢迎撃といきたい。
ただ逆転候補は少なくない。○11 アナザートゥルース(セン11、北海道・田中淳司厩舎)は11歳を迎えた大ベテランだが、昨年暮れの名古屋大賞典JpnIIIでも0秒3差5着と衰え知らず。昨年に続く東海桜花賞連覇に虎視眈々だ。
▲9 ヒロイックテイル(セン8、船橋・佐藤裕太厩舎)も差はわずか。地方移籍後4戦して2連対が、昨年5月の名古屋グランプリJpnII・2着と、地方全国交流重賞の金沢・イヌワシ賞1着と内容、価値ともに評価できるもの。今回は得意とする2000メートル前後の舞台で、鞍上には重賞V請負人の吉原寛人騎手。当然勝ち負けだ。
中央在籍時の21年12月に名古屋グランプリJpnIIを制し、南関東で安定感ある走りを見せる△6 ヴェルテックス(牡8、大井・藤田輝信厩舎)もV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)