笠松
2025年04月17日
意欲の笠松初遠征エイトワン「飛山濃水杯」(笠松競馬)
4月17日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「第7回飛山濃水杯」(笠松競馬場1400メートル)。
5月のSP1重賞・オグリキャップ記念のトライアルでもある西日本地区交流重賞に、遠征勢5頭を含む精鋭11頭が激突する。
ハイレベルでみどころ多い好カードだが、上り馬◎10 エイトワン(牡5、竹下直人厩舎)を狙い撃ちだ。中央では2勝クラスで頭打ちしたが昨秋の名古屋移籍でブレイク。転入初戦となった10月のA・B級混合戦から9戦パーフェクト連対を誇る。昨今は短距離戦に矛先を向けて、1月のA級1組から3連勝するなど、決め脚がいっそうさえわたる。前走こそレースの組み立てにくい内の2枠スタートで2着に留まったが920メートルのベストタイムを更新し、負けて強しの好内容。初めての笠松コース、初の重賞参戦が交流戦と一気にハードルは高くなるが、底を見せていない未知の魅力に期待だ。
○7 メイショウタイセツ(牡4、宇都英樹厩舎)も魅力いっぱい。重賞初挑戦だった前走の笠松・マーチカップ2着で転入初戦からの連勝は8でストップしたが、負けず劣らずの上り馬。先行力があって末脚も切れるレース巧者で、高評価が欠かせない。
強敵兵庫勢は3頭とも勝ち負けレベルのツワモノばかりだが、一番の注目馬は▲9 フクノユリディズ(セン5、兵庫・田中一巧厩舎)。自己条件で7連勝中。前走は休養明け初戦ながらA級初挑戦で逃げ切ってみせた。1400メートルを主戦場にする距離巧者でもあり、馬場が軽く、小回りの笠松コースは歓迎材料。主導権を握れば逃げ切りが狙える。
前走の名古屋・若草賞土古記念でセブンカラーズの2着に粘った△6 プリムロゼ(牝4、兵庫・雑賀伸一郎厩舎)ももちろん有力なV候補だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)