笠松
2025年04月29日
マルヨハルキが混戦断つか「新緑賞」(笠松競馬)
4月29日(祝・火)の笠松競馬メイン第11レースは「第51回新緑賞」(3歳、笠松競馬場1400メートル)。
6月に実施されるぎふ清流カップのトライアルでもある東海限定重賞に、厩舎期待の若駒3歳がスタンバイ。
絶対的な主役不在で混戦模様だが、確実に力を蓄えてきている◎4 マルヨハルキ(牡、柴田高志厩舎)に連軸の期待だ。デビュー以来、【4・1・3・1】とコンスタントな成績を残し、馬券貢献を外したのは2月の重賞・ゴールドジュニアの6着だけだ。その後は3歳特別戦で2連勝を飾り、前走はネクストスター中日本で3着好走。差し馬向きの流れになったとはいえ、スタートで寄られた不利があり、慣れない後方からのレースながら外々を力強く追い上げた好内容。走るたびに力をつけている印象だ。当地1400メートルは【4・0・3・0】の得意舞台でもある。
実績ではもちろん○3 ミランミラン(牡、田口輝彦厩舎)。2走前のジュニアグローリーで直線鮮やかに抜け出し、待望のタイトルウイナーに仲間入りした好素材。しかし前走のネクストスター中日本で好位外で流れに乗りながら勝負どころの3コーナーから失速し、まさかの12着に終わった。敗因がつかめない大敗に“?”は残るが、能力もメンバー中、屈指。前走だけで見限るのはやはり早計だろう。
距離短縮歓迎は▲6 パープルルージュ(牝、安部幸夫厩舎)。デビュー3連勝で挑戦した前走・中京ペガスターカップ(5着)は粘りが甘くなった走りから2000メートルの距離が影響していた。先行脚質から1400メートルへの距離短縮は大歓迎。小回りで馬場も軽くなる笠松コースもプラス要因。変わり身が期待できそうだ。
相手強化の一戦も△10 エイシンジャンブル(牡、笹野博司厩舎)は2連勝中と勢いがある。軽視できない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)