名古屋
2025年05月05日
望月騎手との相性抜群サンヨウテイオウ「駿蹄賞」(名古屋競馬)
5月5日(祝・月)の名古屋競馬メイン第11レースは、中日スポーツ杯「第64回駿蹄賞」(3歳、名古屋競馬場2000メートル)。
東海の3歳三冠戦線第1弾に、厩舎期待の若駒がフルゲートで激突する。2000メートルが初距離という馬も多く波乱要素十分。
軸にふさわしいのは充実一途◎2 サンヨウテイオウ(牡、原口次夫厩舎)だ。望月洵輝騎手とコンビ結成した3走前からの走りと内容がとにかく抜群。掛かる面が少なくなり、折り合えることが、末脚の伸び、キレにつながっている。3歳1組特別戦を2連勝し、古馬を相手にした前走のB級2組特別も、好位から持ったままの手ごたえで追うことなく悠々抜け出す完勝劇で飾った。善戦止まりに終わっていた姿はどこにもない。なにより前走で舞台の2000メートルを克服済みなのは大きなアドバンテージ。一冠制覇へ最短距離に控える。
ライバルはもちろん○1 カワテンマックス(牡、角田輝也厩舎)。デビューから重賞2勝を含む4連勝を飾る飛び切りの好素材。先行力があり、好位から安定した運びができるレースセンスの持ち主だ。ただ予定していた4月のネクストスター中日本を回避し、約3カ月半ぶりとレース間隔が空くのはマイナス要因。能力、センスは認めても初距離でもあり、対抗評価に留める。
▲11 コパノエミリア(牝、宇都英樹厩舎)も有力なV候補。転入初戦で初コースと手探り面あった前走・東海クイーンカップで勝負強い差し脚をいきなり発揮。タイトルウイナーに仲間入りした。中央でもまれ地力強化に成功したようだ。直線勝負に持ち込んで重賞連勝をうかがう。
△6 カムイノウタゲ(牡、竹下太厩舎)は馬券に欠かせない1頭。いまだ1勝で勝ち切れない走りは続くが、バテずに長くいい脚を使える堅実派だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)