岩手
2025年05月18日
ここ目標にフジユージーン「シアンモア記念」(盛岡競馬)
18日(日)の盛岡競馬メイン第11レースは岩手古馬の根幹重賞「第50回シアンモア記念」(盛岡競馬場ダート1600メートル)。
◎8 フジユージーン(牡4、瀬戸幸一厩舎)は無敗で岩手3歳二冠を制し、JpnIIへ昇格した不来方賞へ駒を進めて4着。続くジャパンダートクラシックJpnI・10着から園田・楠賞へ遠征し、全国の3歳強豪相手に快勝。岩手の年度代表馬へ選出されました。今季は赤松杯から始動。圧倒的1番人気に支持されましたが、クビ差2着に惜敗しました。その一戦を叩いてシアンモア記念は予定どおりのステップ。今度は首位を譲れません。
○3 ヘリオス(セン9、千葉幸喜厩舎)は中央ダート8勝。22年のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIでは逃げの手から強じんな粘りを発揮しましたが、カフェファラオのハナ差2着。惜しくも大魚を逃がしました。重賞未勝利ですが、ダートグレードの常連。栗駒賞は4着でしたが、盛岡に替わって巻き返し必至。
▲10 ヒロシクン(セン6、佐藤雅彦厩舎)は昨年の岩手4歳以上最優秀馬。赤松杯は2番人気でしたが、絶妙のペースで飛ばし、フジユージーン以下の追撃を見事封じました。先輩の貫禄を見せつけ、重賞5勝目へまい進します。
△4 ミニアチュール(牝5、佐藤祐司厩舎)は今季2戦し3、8着と精彩を欠いていますが、元々が叩き良化型。加えて盛岡は8戦8勝とパーフェクト。反撃ののろしをあげるか注目です。
△9 ノーブルサターン(牡11、板垣吉則厩舎)は昨年未勝利に終わりましたが、桐花賞で僅差3着、今季初戦の赤松杯も3着で古豪健在を誇示。
△2 ライアン(牡6、佐藤浩一厩舎)は昨年の桐花賞馬で、今季初戦を快勝し好発進を決めました。
(文/松尾康司)