名古屋
2025年06月18日
特別戦ならエルナーニが上位「ムーンストーンオープン」(名古屋競馬)
6月18日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「ムーンストーンオープン」(A級1b組、名古屋競馬場2000メートル)。
地力アップ著しい◎8 エルナーニ(牡5、安部幸夫厩舎)が中心だ。今年に入って、A級1、2組特別で4戦3連対から重賞初参戦となった4月の地方全国交流・東海桜花賞でいきなり3着に食い込んでみせた。甘いスタートで不利な後方追走から、外々を回ってまくり一撃を狙う走り。3月の1組で0秒2(1馬身)だった名古屋ナンバーワン・フークピグマリオンとの差は0秒8に広がったが、力をつけていることは疑いようがない。ゆったりレースが流れる当地2000、2100メートルで【1・1・1・2】と、安定した成績を残しており、距離は望むところ。追い切り気配も上々で勝利へ視界が広がる。
ライバルは○4 アルバーシャ(牡7、今津博之厩舎)。昇竜戦、A級1組特別と十分な内容で2連勝中。2走前は早めに先頭に立って力強く押し切ると、前走は内で立ち回ってロードランヴェルセの追撃をハナ差しのいだ。引き続き相性がいい望月洵輝騎手とのコンビも魅力だ。
打倒二強をうかがうのは▲2 ケルンコンサート(牡6、角田輝也厩舎)。2走前のようにモロさを見せることもあるが、主導権を握った際の粘り強さは折り紙付き。ほかに強力な先行馬が不在で、マイペースの逃げが打てれば勝ち負けが可能。
△5 フォルベルール(セン7、沖田明子厩舎)は近6戦で2、3着各2回としぶとい走りが蘇りつつあり、連争いなら。
(文/中部地方競馬記者クラブ)