ばんえい
2025年07月12日
カイセドクターが安定感でリード「層雲峡特別」(ばんえい帯広競馬)
7月12日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「層雲峡特別」(A1級)が行われます。
A1級は頭数が少ないため近走での対戦が多く、比較しやすいです。しかし、今回はギンジ(牡8、久田守厩舎)、アアモンドキーマン(セン8、村上慎一厩舎)の昇級初戦2頭や、今季初戦となるブラックサファイアが加わって興味深い一戦となります。
既存のA1級勢は、A1級混合・天の川特別から2着キョウエイエース、3着カイセドクターなど5頭と、4歳重賞・柏林賞5着スマイルカナ。十勝地方の猛暑は落ち着きましたが、馬体重の増減などパドックでのチェックは欠かせません。
◎5 カイセドクター(牡8、坂本東一厩舎)690キロを本命に推します。昨季はオープンで勝ち負けしていた実力馬。A2級に下がった今季初戦2着のあと、2連勝しA1昇級後も3、3着と安定感ある走りを披露しています。2走前のA1級混合・シルバーカップはオープン馬が相手、前走の天の川特別は6連勝を決めたトワイチロが勝ち馬なら健闘といえます。
○9 キョウエイエース(牡3、村上慎一厩舎)670キロが対抗です。イレネー記念を勝った昨季の2歳シーズンチャンピオン。明け3歳で古馬A級との対戦は厳しいはずですが、自己条件2、4、2、2着と健闘。天の川特別はトワイチロに突き放されたものの、カイセドクターには先着。ここはスピードで押し切れそうです。
▲8 シンエイアロイ(牝6、久田守厩舎)670キロが3番手です。今季4戦して牝馬重賞・カーネーションカップで4着はあるものの、掲示板までですが、天の川特別では5着とはいえ素軽い動きが見られ障害は3番手で越えていました。脚抜きがいい馬場になれば前進があるかもしれません。
(文/小寺雄司)