金沢
2025年07月29日
ランドブレイブが初勝利目指す「加賀山代賞」(金沢競馬)
今週からナイターで開催されている金沢競馬。7月29日(火)の注目カードは第4レースで争われるJRA交流「加賀山代賞」(3歳・中央未勝利、金沢競馬場1500メートル)です。今回のJRA勢はいずれも馬券に絡んだことがなく、力量比較が難しい一戦となりました。
まず今回のJRA勢で実績的に人気になりそうなのは◎8 ランドブレイブ(牡、JRA・安達昭夫厩舎)です。デビューから6戦して掲示板内はありませんが、3戦連続6着と崩れない走りを見せています。休み明けで約2カ月ぶりだった前走の京都ダート1200メートルでは中団追走から直線でもうひと伸びできれば3着はあったかという内容でした。その後は栗東の坂路コースで乗り込まれて、ここに向けての本追い切りでは2歳馬を追いかけて2馬身先着する絶好の動きを見せています。先行するスピードもあることから地方の小回りコースは合いそう。チークピーシズ装着でレースへの集中力が増すなら、金沢で未勝利脱出が果たせそうです。
○5 パブリックスフィア(牡、JRA・奥村武厩舎)も中央で4戦して掲示板内はありませんが、2走前の中山ダート1800メートルで6着に踏ん張っています。前走の東京ダート2100メートルは距離が長すぎて12着に崩れましたが、脚の回転が速いピッチ走法はコーナーを多く回る地方の小回りコース向き。金沢の1500メートルなら巻き返しが狙え、好位をキープして前々で運べれば際どい争いに持ち込めそうです。
▲7 フェリスチカ(牝、JRA・佐藤悠太厩舎)は2走前に川崎でのJRA未勝利交流(1400メートル)で地方のレースに初挑戦して4着まで追い上げました。前走の阪神ダート1200メートルでも後方から差を詰めての7着があり、レースぶりが上向いています。再度の地方小回りコースは良さそうで、初めての1500メートルに戸惑わなければ、一気の差し切りもありえます。
△4 コロラマ(牡、JRA・松山将樹厩舎)は4月に福島ダート1150メートルでデビューして15着と奮いませんでしたが、その後美浦の坂路とウッドチップコースでじっくり乗り込まれて、併走追い切りで古馬に先着するまで成長しています。2戦目の上積みはありそうで、地方のレースなら一変があっても不思議ではありません。
△9 アンボワテ(牝、JRA・小崎憲厩舎)は5月に京都芝1400メートルでデビューして16着に大敗しましたが、地方なら追走が楽になるだけに前進が考えられます。
(文/中部地方競馬記者クラブ)