名古屋
2025年08月20日
1700mで差し脚生かすナムラマイケル「美浜特別」(名古屋競馬)
8月20日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「美浜特別」(A級4組、名古屋競馬場1700メートル)。
距離延長で◎6 ナムラマイケル(牡5、角田輝也厩舎)がウップン晴らしだ。A級昇級後の近2走はともに距離不足と思われる1500メートルで差し届かず、消化不良の2、5着に終わる。しかし3走前には2000メートルで強敵ぞろいのB級1組特別を豪快に突き抜けてみせた。当地転入前の4度の馬券絡みが1600〜2000メートル。ゆったり流れて、脚がためやすい距離のほうが持ち味の差し脚が生きるのだろう。最終追い切りが動いたように中間ムードも上々。1700メートルに変わってA級初勝利へ。
○5 ハットリ(牡5、角田輝也厩舎)はA級昇級戦の前走6組特別を勝ってC級からの連続3着以内を7に伸ばし好調そのもの。流れや相手を問わず好位からソツのない運びができるレース巧者でもあり、A級2連勝をうかがう。
▲1 ルテリブル(牡6、榎屋充厩舎)は再転入後ひと叩きされた前走のA級4組特別(1500メートル)で2着とナムラマイケルに先着した。以前在籍していた24年4月には1700メートルのA級3組特別を勝ち切っている実績派でもある。もちろん高評価が欠かせない。
△10 ジュンフィレンツェ(牡4、迫田清美厩舎)は馬体が絞れた前走の鋭い決め脚が光った。A級初戦だが軽視できない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)