笠松
2025年08月28日
笠松巧者のペップセ連覇なるか「撫子争覇」(笠松競馬)
8月28日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第3回撫子争覇」(3歳以上牝馬、笠松競馬場1400メートル)。
確かな主役不在で難解戦。多くの馬にVチャンスがありそうだが、笠松巧者の実力派◎6 ペップセ(牝5、今津勝之厩舎)が目覚めないか。今春復帰後は【0・4・0・5】といまいち。ただそれも6月からの笠松での走路改修工事の影響などもあり、地元名古屋での出走が多いのも一因。2着4回は粒ぞろいメンバーの名古屋A級2組、3組特別で、2走前の1組特別では勝ち馬メルトらを相手に好勝負を演じ4着と、勝ち切れないものの地力の一端はうかがえる。なんと言っても昨年のこのレースの覇者。馬場が軽く、小回りコースで先行力が生きる笠松を【6・0・1・5】と得意にしている。前走時は軽めの調整だったが、中間は調教に追い切りを強化。変わり身に期待したい。
○2 エイシンジョルト(牝4、笹野博司厩舎)は前走の勝ちっぷりが際立った。手探りな面がある転入戦で主導権を握ってレースを支配し、好時計で力強く逃げ切った。兵庫B1級から転入したスプリンターで当地がいかにも合いそう。ひと叩きした効果も見込め、先制を決めれば押し切りも。
同厩舎・馬主の▲5 エイシンコソンテ(牝4、笹野博司厩舎)も有力なV候補。前走くろゆり賞は、結果は6着だが1番人気のセイルオンセイラーに早めに並びかけられる苦しい展開ながらしぶとく0秒2差に粘った。距離短縮は歓迎材料で高評価が欠かせない。
△12 ゴーゴーバースデイ(牝3、後藤佑耶厩舎)は強さもモロさもあるが、3走前の新緑賞を人気薄で押し切った。1400メートルで好成績を残し、流れに乗りやすい外枠は好都合。再度一撃を見舞うか。
(文/中部地方競馬記者クラブ)