笠松
2025年09月10日
転入初戦快勝ヒフミバンダムが断然「新月特別」(笠松競馬)
9月10日(水)の笠松競馬メイン第9レースは「新月特別」(3歳1組、笠松競馬場1400メートル)。
主役は◎1 ヒフミバンダム(セン、後藤佑耶厩舎)だ。前走は手探り面ある地方転入初戦ながらセンスあふれる走りでリスタートに成功。さっと好位をキープして流れに乗り、好手応えで直線を迎えると、鮮やかに抜け出した。1分29秒6は水準以上で、中央1勝馬の力と素質を示した。引き続き同条件・距離への参戦は大きなアドバンテージ。まして環境やコース慣れなど上積み材料に事欠かない移籍2戦目で、調教、追い切りなど中間気配もアップ。2連勝へ大きな期待がかかる。
ポイントは次位争い。○3 エイシンジャンブル(牡、笹野博司厩舎)にまず食指が動く。ムラ駆けタイプだが、先制をするか、流れに乗って運んだ時にはしぶとい走りができる。前走はヒフミバンダムにかわされ1馬身差の2着だったが、不利な大外枠スタートから強引に主導権を握ってハイペースで飛ばした先行策は強調できる。同タイプのライバルは多いが、押し切りを狙う。
▲5 ライフフルスマイル(牝、榎屋充厩舎)は古馬牝馬重賞・撫子争覇で3着に食い込んだ走りは評価できる。重賞ではこれまで掲示板確保がやっとだったが、展開が向いた面はあったとはいえ、3コーナー手前からいい脚を使っていた。前走でも手綱を取っていた細川智史騎手とは【1・1・2・0】と好相性。ここも直線勝負に持ち込めば馬券貢献だ。
△6 テルケンユミムーン(牝、後藤佑耶厩舎)は当地1400メートルで好成績を残す。ヒフミバンダムらと同じ前走ではハイペースに巻き込まれて自分の走りができなかったが、連争いは十分。
(文/中部地方競馬記者クラブ)