名古屋
2025年10月15日
昇級2戦目レイジングスラストが中心「初紅葉特別」(名古屋競馬)
10月15日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「初紅葉特別」(A級4組、名古屋競馬場1700メートル)。
今秋転入後、2戦2連対と底を見せていない地力派◎7 レイジングスラスト(牡5、角田輝也厩舎)が中心だ。移籍初戦のB級2組特別を好位から抜け出して勝利を挙げると、続くA級5組特別は2着。人気馬同士の追い比べでクビ差先着を許したが、短距離の1500メートルを意識した積極的な競馬でいきなりクラスにメドを立ててみせた。戦歴や、道中のずぶい手ごたえから1700メートルに戻るのは間違いなくプラス。前走時より調教、追い切りを強化して臨むのも買い材料。V最短だ。
ただ逆転候補は多い。○9 ノリノリブリランテ(牡3、原口次夫厩舎)は前走のA級4組特別がアタマ差惜敗だったが巻き返しを誓う。4月の笠松・ネクストスター中日本でケイズレーヴから1馬身差の2着がある実力派。昨年11月の当地移籍後は10戦して2着5回、3着2回と勝ち切れない走りが続くが、能力からもっと上位シーンで活躍できる好素材といえる。
もう1頭の原口次夫厩舎勢▲4 サンヨウスフィーダ(牝3、原口次夫厩舎)も高評価が欠かせない。東海三冠ラストの岐阜金賞は展開がはまった面もあったが力がなければ勝つことはできない。前走の笠松・オータムカップでは力を出し切れなかった印象がある。流れに乗って脚をためられれば反撃が期待できる。
△1 クリノヴィーナス(牝6、榎屋充厩舎)は村上弘樹騎手が騎乗した近2走の鋭い末脚が強調できる。昇級戦でも一発に警戒したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)