兵庫
2025年10月02日
マルカイグアスが地元で奮起する「姫山菊花賞」(園田競馬)
2日(木)の園田競馬メイン第11レースにJBC指定競走「第65回姫山菊花賞」(園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎2 マルカイグアス(牡4、橋本忠明厩舎)はマーキュリーカップJpnIIIでは7着だったが、真夏の暑い時季での盛岡遠征に馬が戸惑っていた様子だったので結果は度外視できるだろう。そこで秋初戦は地元の姫山菊花賞を選択してきた。状態はまだ絶好調ではないようだが、「六甲盃に近い状態までは回復している」と橋本忠明調教師は話す。南関東の有力馬のマークを受けるだろうが、それでも鋭く突き抜けて地元王者の意地を見せる。
○5 シシュフォス(牡4、船橋・佐藤裕太厩舎)は逃げ差し自在だが、近走内容をふまえると末脚を生かす競馬の方が力を発揮できそうだ。初コースに戸惑わない限り上位争いになるだろう。
▲1 ヴィクティファルス(セン7、大井・藤田輝信厩舎)はJRAからの転入初戦。芝のスプリングステークスGIIを勝っているが、ダートでもオープン特別を勝利していて、実績上位の存在になる。笹川翼騎手が騎乗しており、陣営の期待の大きさがうかがえる。
☆6 ラッキードリーム(牡7、新子雅司厩舎)は兵庫に復帰してからまだ結果が出ていないが、不調の原因と思われたノド鳴りの症状がポリープだったことが判明して手術を施した結果、息づかいは明らかに良くなった。内のウインドケーヴが逃げそうだが、その2番手で脚がたまれば姫山菊花賞3勝目も夢ではないだろう。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)