金沢
2025年11月11日
メイショウマクジキとスカイトライアのスピード上位「B2級四組」(金沢競馬)
今週は日、月、火曜日の3日間連続で開催の金沢競馬。11日(火)のメインカードは最終12レースのA1級二組ですが、回避馬が相次ぎ5頭立ての少頭数になったため馬券の妙味が薄いのは否めません。一つ前に行われる第11レースのB2級四組(金沢競馬場1400メートル)の方が11頭立てと頭数もそろっており、馬券の組み合わせ次第では高配当が期待できそうです。
人気が割れそうな顔ぶれですが、連軸として期待したいのは◎11 メイショウマクジキ(牡3、加藤和宏厩舎)です。今夏に中央1勝クラスから転入してきて3歳戦では白星を挙げることができませんでしたが、3走前のC1級十組(1500メートル)で先手を奪う積極的なレースを試みたところ、追い通しの手応えでアタマ差ながら逃げ切って金沢初白星を飾りました。前走のC1級二組(1400メートル)では3コーナーから後続を引き離して4馬身差をつける強い勝ちっぷりで、走るごとに力を付けている印象があります。再びB級入りとなりますが、追ってバテない強みを生かして、逃げた馬に食い下がっていければ競り勝つことは可能でしょう。
○7 スカイトライア(牡7、黒木豊厩舎)は6月に戦列復帰してから掲示板止まりが続いていましたが、ここ2走は1500メートルで2着に踏ん張っており、復調の兆しが見えます。昨年大井からの転入2戦目から5連勝を飾ってA2級でも逃げ切った実績があり、B2級ならスピード上位の存在。乗り込み重視の調整が続いていましたが、今回は久々に追い切りで負荷をかけられて活気が戻ってきており、1400メートルなら逃げ切りまでありそうです。
▲3 チョボナイノ(牝4、佐藤茂厩舎)は前走のB2級四組(1400メートル)で1番人気に推されましたが、最後方からの追走となり、直線外から伸びたものの届かず5着でした。差しタイプだけに展開に左右されやすい面はありますが、距離不足に映る1400メートルでも今季は5回も馬券に絡んでいて、堅実に追い上げてくる決め手は魅力。メイショウマクジキ、スカイトライアらが激しく先手を争う展開になるなら、直線一気の浮上がありそうです。
△2 スターカナザワ(牝3、中川雅之厩舎)は前走のB2級二組(1500メートル)で5着に敗れましたが、2着と連対した2走前のB2級二組(1400メートル)のように先手を奪って逃げれば粘り強さを発揮します。レース間隔を空けて立て直しが図られた今回は追い切りの動きも上向いており、内枠を生かして先手争いを制することができれば巻き返しが考えられます。
△5 ブレイクネック(牡5、堀場裕充厩舎)も前走のB2級四組で2番手を追走しながら直線踏ん張れず4着に敗れましたが、再転入初戦の3走前からスタートダッシュの良さは目に付きます。今回も1400メートルなら前残りが図れそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)