兵庫
2025年11月06日
ダート三冠で活躍したスマイルマンボから狙う「楠賞」(園田競馬)
6日(木)の園田競馬メイン第11レースに地方全国交流「第59回楠賞」(3歳定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎9 スマイルマンボ(牡、大井・坂井英光厩舎)は今年のダート三冠路線で先行力を見せてきた。特に羽田盃JpnIでは逃げ粘って4着と抜群のスピードを見せていた。前走のジャパンダートクラシックJpnIはスタート後の接触が響いて先行できなかったが、秋初戦で仕上がり途上だったこともあるだろう。この馬のスピードを見れば小回りの1400メートルはうってつけの舞台で、実力発揮となる。
○11 ジュゲムーン(牡、高知・田中守厩舎)は高知二冠馬。暑さによるダメージが響いて黒潮菊花賞では2着に敗れたが、その後のサマーチャンピオンJpnIIIでは古馬相手に末脚を発揮して5着に好走した。前走後は放牧先で立て直して気配は絶好。短距離でこそ切れ味が生きてくるタイプで、大外から強襲を狙う。
▲4 ケイズレーヴ(牡、名古屋・榎屋充厩舎)は兵庫チャンピオンシップJpnIIで5着に入り、地方馬の3歳短距離路線でトップクラスに入る。目下4連勝で勢いも魅力的。小柄な馬体で57キロは少し重い印象があるが、従来通りに直線で鋭く伸びてきそうだ。
☆10 ラピドフィオーレ(牡、田中範雄厩舎)は黒潮菊花賞でジュゲムーンを倒して、西日本3歳優駿も勝利。前走はオケマルに歯が立たなかったが、2歳時に比べるとレース運びが明らかに上達していることがうかがえる。好位でうまく脚をためたい。
△2 ハーフブルー(牝、大井・鈴木啓之厩舎)は実績通りにワンターンがベストかもしれないが、笹川翼騎手によるとコーナー4つでも対応できるだろうと話していた。内をうまく立ち回れば面白い。
△8 ベラジオドリーム(牡、諏訪貴正厩舎)はケイズレーヴに後塵を拝することが多かったが、2走前の秋の鞍ではアタマ差の接戦だったように力の差はない。これまでに比べると明らかに相手強化になるが、地元馬として意地を見せたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)