名古屋
2025年11月13日
地方馬同士ならシンメデージー断然「東海菊花賞」(名古屋競馬)
11月13日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第66回東海菊花賞」(名古屋競馬場2000メートル)。
12月の名古屋大賞典JpnIIIのトライアルでもある地方全国交流重賞に精鋭11頭がスタンバイ。
主役はもちろん重賞5勝の実力派◎8 シンメデージー(牡4、高知・打越勇児厩舎)。2月の佐賀記念JpnIII、5月の名古屋グランプリJpnIIでともに2着と難敵中央勢相手のダートグレードでも勝ち負けする走りは、地方馬同士との戦いなら格が違う。好位から安定したレース運びができ、変わらずタッグを組むのは名手・吉原寛人騎手。名古屋遠征を2度経験しているのも強み。休養明け初戦の前走は4着に留まったがダートグレード参戦でもあった。ひと叩きして中間気配もアップ。人気に応えてしっかり結果を出したい。
地元勢にも役者は多い。打倒シンメデージーを目指す筆頭候補は○6 マッドルーレット(牡7、川西毅厩舎)。休み明け初戦の前走・ゴールド争覇は3歳ケイズレーヴのキレと若さに敗れたが2着をしっかりキープ。東海重賞6戦で、2勝を含む4連対を果たす安定感の持ち主だ。前々で運んでアッといわせるか。
勢い魅力は▲7 メイショウタイセツ(牡4、宇都英樹厩舎)。決め脚自慢で当地12戦11勝を誇る。ゆったり流れる中長距離への適性が高く2000メートルは絶好の舞台と言える。
差し一手でモロさが同居するが、末脚比べに持ち込めれば△9 ラジカルバローズ(牡4、角田輝也厩舎)に当レース連覇のチャンスが訪れる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)