兵庫
2025年12月25日
3歳マテンロウコマンドが古馬撃破なるか「兵庫ゴールドトロフィー」(園田競馬)
25日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第25回兵庫ゴールドトロフィーJpnIII」(3歳以上ハンデ、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎11 マテンロウコマンド(牡3、JRA・長谷川浩大厩舎)は今年の兵庫チャンピオンシップJpnIIで今回と同じ外枠から押し切っている。1400メートルで4勝を挙げているように距離適性の高さは特筆もの。操縦性がよく、地方の小回りも合うようだ。古馬に比べると57キロで出走できる点は有利で、鋭く突き抜ける。
○1 サンライズフレイム(牡5、JRA・石坂公一厩舎)は2走前のテレ玉杯オーバルスプリントJpnIIIで小回り巧者のアウストロやムエックスを抑えて勝利した実績を評価したい。能力的に勝ち負けになるが、砂の深い最内枠に入り、トップハンデタイの59キロを背負うのが気になるところ。うまく馬群をさばけるかどうかが鍵になる。
▲5 スペシャルエックス(牡5、北海道・田中淳司厩舎)は3年連続で出走する。今シーズンは1月に姫路の兵庫ウインターカップを制したが、その後は、脚部不安のために約8カ月の長期休養を余儀なくされた。門別では2走しかしていないが、それでも前走は道営スプリントを勝利しており一線級の実力を示した。園田にはこれまで4度遠征して、コース経験も豊富。今年も侮れない存在になる。
☆9 サンライズホーク(セン6、JRA・牧浦充徳厩舎)は2年前のこのレースの覇者で、昨年も2着に好走。こちらも3年連続で参戦となる。砂をかぶると良くないという陣営の話が印象的で、今回の外枠ならその心配はなさそうだ。あとはテン乗りになる短期免許のフローレン・ジェルー騎手が園田でどのような手綱さばきを見せるか。
△2 ロレンツォ(牡7、高知・田中守厩舎)は2走前に園田チャレンジカップを1分27秒9の好時計で勝利しており、ここに入っても侮れない存在。53キロの軽量を生かして一発を狙う。
△6 エコロクラージュ(牡6、保利良平厩舎)はサマーチャンピオンJpnIII・3着、マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI・5着でダートグレードの常連になってきた。前走の笠松グランプリは短距離戦としてはスローペースで末脚不発に終わったが、急仕上げも多少影響したか。陣営の目標は当初からこのレースで、追い切りの動きは絶好。55キロのハンデも許容範囲内で、一発を狙える。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)