兵庫
2025年12月16日
転入初戦馬からスマートアンバー本命「大和牛特別」(園田競馬)
16日(火)の園田競馬メイン第11レースに「大和牛特別」(A1、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎7 スマートアンバー(牝5、永島太郎厩舎)は当初、夏頃に兵庫へ転入して出走を予定していたが、夏負けが取れず復帰が遅れて約6カ月半ぶりの実戦になる。それでも能力検査では今年の新春賞馬インベルシオンを寄せつけずに高い能力を見せつけた。テンの速さはエコロアレスの方が上だろうが、最後はこちらが突き抜ける。
○3 エコロアレス(牡5、保利良平厩舎)は3歳時にサウジダービーG3に出走した実力馬。能力検査は突出した時計ではなかったが、テンから抜群の行きっぷりで高い能力を見せている。距離は200メートル短い方が良さそうだが、前半から飛ばしてどこまで粘ることができるか。
▲4 エイシンテムジン(牡5、飯田良弘厩舎)は近走、発馬が決まらずに中団から運ぶことが多いが、それでも最後までしっかり脚を伸ばしている。3戦ぶりに1400メートルへ戻るが、折り合い面の心配はない。今回も発馬が決まるかが鍵になる。
☆5 ドラゴンゴクウ(牡6、碇清次郎厩舎)は転入初戦でいきなり2着に好走した。直線で前に入られて進路が狭くなる不利を受けたが、前が開いてからの瞬発力は鋭かった。今回も馬群をうまくさばくことができれば上位争いになる。
△1 パラシュラーマ(牡5、松浦聡志厩舎)は中央オープンで上位争いした実績があり、格上の存在になる。転入直前のレースは約3カ月半ぶりの実戦で、直線を向いても伸びる素振りがなく、まだまだ良化途上のようだ。それでも1度レースに使った効果で反応がピリッとすれば、追い込んでくるシーンが見られそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)