重賞レース直前情報
■2019年06月11日
第49回 東海ダービー(名古屋)

6月11日(火)に名古屋競馬場にて、第49回東海ダービー(3歳・1900メートル・16時20分発走予定)が行われます。昨年に続き、10戦10勝の馬に大きな注目が集まることになりそうですが、そのほかの11頭にも近走成績が良好という馬が多数。出走馬すべてが初めての距離である点と、雨が馬場状態にどの程度の影響を与えるかという点が予想のポイントになりそうで、逃げ先行タイプが多いところも考慮する必要があるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(3年前までは金沢所属馬も出走可能)。1番人気馬は4年前を除いて2着以内に入線。4から6番人気馬が3着以内に1から2頭入っている。前走1着馬が1から2頭連対。通算5から8勝を挙げていた馬が1頭だけ連対している。最近5年の優勝馬はすべて牡馬だが、6年前と9年前、10年前は牝馬が勝利。2走前までに重賞で4から6着があった馬が、3着以内に1頭だけ入っているデータもある。

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    出走馬短評
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エムエスクイーン デビューからの7勝はすべて圧勝だったが、その後の3勝での最大着差は3馬身。10連勝の実績には注目できるが、前走が大幅馬体減だった影響は気にかかる。

モエレキンジトウ 北海道で12戦するも未勝利で、愛知での3戦目に初勝利。全体的に善戦傾向はある成績だが、駿蹄賞では後方のままという内容での8着だった。

ゴールドリング 北海道では牝馬限定の一般戦での1勝だけだったが、愛知移籍後は7戦6連対で、名古屋での連対率は100パーセント。今回は展開が課題だが、スピード的には互角以上だ。

ノーブルソレイユ JRAでは3戦とも大敗したが、愛知では移籍初戦から4戦連続で連対。しかし重賞で大敗続きという成績では、ここでの一変は見込みにくい。

アビゲイル 北海道の一般戦で2勝を挙げ、愛知移籍後も2勝をマーク。しかし重賞では2戦ともふた桁着順で、先手が取れないと失速する現状では苦戦必至だ。

オイコイケ 東海クイーンカップでは3着に入ったが、勝ち馬との差は4秒。後方から堅実に差を詰めてはくるが、ここではよほどの前崩れにならないと厳しい。

マコトネネキリマル JRAでは2戦とも大敗したが、愛知移籍後は4連勝で、前走の勝利はJRA交流戦。しかし時計的には劣勢で、今後につながればというところだろう。

フォアフロント 2歳時にJRA認定戦を含む4勝を挙げ、前走は早め先頭から押し切り勝ち。ここまですべて5着以内と安定しているが、今回の距離は微妙かもしれない。

リードメロディー 2歳秋までに4勝を挙げたが、その後は善戦止まりという状況。重賞では3着が4回あるが、最近4戦は差のある敗戦が続いている。

アンタエウス デビュー戦は3着だったが、その後は7戦連続で連対し、JRA認定戦と重賞を計3勝。最近2戦は詰めひと息の成績だが、地力的には上位といえる存在だ。

アップショウ 昨夏のデビュー戦を勝利するも、その後は善戦までという結果が続き、前走で久々の勝利。底力に欠ける感は否めないが、相手なりに走れる感もある。

マイネルゾンターク JRAでは3戦とも大敗し、愛知では移籍初戦から4連勝。しかし最近2戦がひと押し不足という内容では、ここに入ると苦戦必至だ。

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   レースの狙い
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ゴールドリングはエムエスクイーンをマークする形が取れそうで、先行押し切りが期待できそう。エムエスクイーンは前走の馬体減の影響が気がかりだが、ノーマークにはできない存在だ。アンタエウスは鞍上スイッチでどうかだが、先行してしぶとい脚がいきれば粘り込みがありそう。フォアフロントは距離が微妙だが、ここでも立ち回りひとつで善戦以上が考えられる。リードメロディーは近走ひと息でもハイペースの流れになれば台頭も。アップショウは力量的に劣勢だが、3連勝式の候補としてなら考えられる。


愛知県知事杯 東海ダービー(SP1)(サオープン の出走表はこちら

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