重賞レース直前情報
■2020年11月13日
第61回東海菊花賞(名古屋)

11月13日(金)に名古屋競馬場にて、第61回東海菊花賞(3歳以上・1900メートル・15時50分発走予定)が行われます。12月に実施される名古屋グランプリJpnIIが視野に入る重賞は、2016年からは地方全国交流競走になるとともに、賞金額も増加。今年は南関東から2頭、兵庫から2頭が参戦してきました。対する東海地区の馬は実績という点で見劣りがする感は否めないところ。それでも地の利をいかして好走する可能性は考えられるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は地方全国交流になった2016年以降、4年連続で勝利。2番人気は過去5年とも3着以内に入っており、最近4年の3着内馬はすべて4番人気以内になっている。3走前までに重賞を制していた馬が1頭だけ連対。最近4年は他地区の馬が3着以内に1から2頭入っている。その年の白山大賞典JpnIIIに出走していた馬が5年連続で勝利しているが、今年は該当馬がなし。その点からも、伏兵に注意する必要がありそうだ。

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    出走馬短評
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ノーブルサターン 大井からの遠征馬。JRAのダートで4勝し、兵庫チャンピオンシップJpnIIとマーキュリーカップJpnIIIで2着。ただ、今回は休み明けでの移籍初戦となる。

タガノジーニアス 兵庫からの遠征馬。初勝利が3歳秋の園田と遅かったが、JRAに戻ってダートで3勝。今夏の兵庫移籍後は4戦して、名古屋1900メートルの名港盃を制している。

シーアフェアリー JRAでは未勝利だったが、名古屋と笠松では3着内率100%。前走は金沢に遠征して3着に入ったが、ここに入ると劣勢と言わざるを得ない。

エイシンニシパ 兵庫からの遠征馬。一昨年のこのレースで10着と崩れたが、今年は重賞で大崩れがない成績。名港盃は3着だったが、ここでも無視しにくい存在といえる。

メイショウオオゼキ JRAで2勝を挙げて兵庫に移り、重賞での善戦歴が多数。しかし今年の春以降が苦戦続きという状況では、転入2戦目でも強調しにくい感がある。

サンデンバロン 昨年3月を最後に勝利がないが、昨年のこのレースでは3着とは半馬身差の4着と善戦。今回も相手なりに走る可能性に警戒しておくべきだろう。

ウインハイラント JRA未勝利から兵庫に移って3勝を挙げ、JRAに戻って1勝を追加。名古屋移籍後は6戦とも2着以内という成績なら、重賞でも善戦できるかもしれない。

タイガーアチーヴ JRA時に地方条件交流戦を含む2勝を挙げ、名古屋では移籍初戦から7戦連続で連対したが、前走は6着。それでも今回の顔ぶれなら、単騎逃げが見込めそうだ。

ベイビータピット 船橋からの遠征馬。JRAで1勝を挙げ、南関東で11勝をマーク。オープンクラスでの実績はないが、相手なりに走れる面は持っている。

ダルマワンサ 2歳時に北海道と笠松で各1勝を挙げ、今年は重賞で2着5回のあと、岐阜金賞で重賞初勝利。しかし今回は初の古馬との対戦だけに、試金石とみるのが妥当だろう。

ポルタディソーニ 昨年のこのレースの2着馬だが、最近は3戦連続で差のある敗戦を喫している状況。条件的には要警戒だが、今の状況では厳しい戦いになるかもしれない。

そのほか、アスタークライが出走する。

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   レースの狙い
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今年の顔ぶれなら、重賞実績があるエイシンニシパを主軸視するのが妥当。ノーブルサターンは名古屋コースへの対応に心配が残るが、地力発揮なら首位争いが狙えそうだ。タガノジーニアスは好位差しが安定しており、ここでも上位争いに加わりそう。単騎逃げが狙えそうなタイガーアチーヴも押さえたい。ベイビータピットは力量的に微妙だが、立ち回りひとつで善戦以上がありそう。善戦傾向があるサンデンバロンを3連勝式の候補として挙げておきたい。


東海菊花賞(SP1)オープンの出走表はこちら

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