重賞レース直前情報
■2020年11月05日
第63回道営記念(門別)

11月5日(木)の門別競馬はダブル重賞ディで、最終第12レースには、第63回道営記念(3歳以上・外回り2000メートル・20時40分発走予定)が行われます。北海道の現役最強馬を決める大一番は、18年の勝ち馬でファン投票1位のスーパーステションが回避したものの、充実の12頭立て。昨年の覇者リンノレジェンドが今年も出走しており、はたしてササノコバン(1994、95年)以来の連覇なるかにも注目です。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。4年連続で単勝1番人気が連対していたが、昨年は3→8→6番人気の順で決着し、3連単は23万7740円の波乱となった。8番より大きい馬番の馬が3着以内15頭中8頭と外枠が優勢の傾向。近2走で重賞を1勝以上していた馬が1頭だけ連対。また、通算10勝以下の馬も1頭だけ連対している。

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    出走馬短評
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バンカブルスター 4歳となった今季はC1スタートから6勝を挙げ、前走のA1下ではクビ差2着と充実の近況。ただ今回は昨年の王冠賞(7着)以来となる重賞挑戦と試金石の一戦だろう。

アベニンドリーム 2歳時に鎌倉記念と北海道2歳優駿JpnIIIで2着に入り、今年は北海優駿(ダービー)を制覇。しかし近走の戦いぶりからは古馬一線級が相手では経験不足だ。

コパノリッチマン JRAでは未勝利も、今年4月の転入初戦から3連勝し、王冠賞で重賞初制覇。大井の黒潮盃、古馬相手の旭岳賞ともに2着と善戦しており、流れ次第では残り目も一考だ。

オヤコダカ 昨季オフに佐賀に移籍し2連勝したが重賞では善戦まで。道営記念では16、17年に2着があるが、現状では少々厳しいだろう。

クインズサターン 南関東未勝利から今夏の転入後は3連勝中。JRA5勝の元オープン馬で昨年のJBCクラシックJpnI・4着という素質が開花した感がある。

ヤマノファイト 重賞では、2歳時に北海道で2勝、南関東で4勝の計6勝。今夏の再転入後の重賞では競走中止と4着だが、実績的に見限れない。

モズオトコマエ 重賞2勝は高知と金沢で挙げたもので、門別の重賞では2着1回、3着3回など善戦まで。昨年のこのレース、追い込んだ5月の赤レンガ記念(ともに3着)からはひと押し不足の感がある。

ルールソヴァール 18年の佐賀記念JpnIIIを含めJRA在籍時に7勝し、今年7月の転入後は旭岳賞まで3連勝。続く瑞穂賞で先着されたスーパーステションが不在なら巻き返しのチャンスがある。

リンノレジェンド 3歳だった昨年は重賞3連勝でこのレースも勝利。今季は金沢遠征で重賞を勝ち、地元での勝利は特別戦での1つだけだが、岡部誠騎手とのコンビでは3戦3勝の好相性だ。

ステージインパクト 門別2000メートルでは17年のこのレースを制し、今季は赤レンガ記念を勝利。前走の瑞穂賞は5着だが、長くいい脚を使える舞台で前進に期待だ。

そのほか、クオリティスタート、モリデンリオが出走する。

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   レースの狙い
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上位拮抗で難解な一戦だが、昨年に続き岡部誠騎手で臨むリンノレジェンドの連覇に期待したい。ステージインパクトは17年の覇者で距離適性で上位の存在。瑞穂賞2着ルールソヴァールの巻き返しもある。転入後3連勝と底見せないクインズサターンも侮れない。南関東で重賞勝ちがあるヤマノファイト、3歳コパノリッチマンにも警戒が必要だ。


道営記念〔H1〕(スクリーンヒーロー賞)一般オープンの出走表はこちら
 

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