重賞レース直前情報 |
11月5日(木)の門別競馬はダブル重賞ディで、第11レースには、第15回道営スプリント(3歳以上・外回り1200メートル・20時00分発走予定)が行われます。今年からグランプリの道営記念と同じ日に移り、短距離部門のチャンピオン決定戦という位置づけとなりました。しかし、出走13頭のなかに6月の北海道スプリントカップJpnIIIを制した強豪メイショウアイアンの名はなし。混戦のメンバーで、おそらくハイペースの展開を味方にするのはどの馬でしょうか。
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過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく(昨年までは9月下旬から10月上旬の実施)。単勝1番人気は1、2着各2回。4年前(3→8→6番人気で決着)を除き、1から3番人気のうち最低2頭が3着以内に入っている。しかし、2年前は8番人気、3年前は10番人気が3着に食い込んだ。2走前までに他地区またはJRAに遠征した馬が1頭以上連対している。近4年では馬体重500キロ超の馬が2頭馬券絡みと大型馬が活躍。通算9勝以上の馬が1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ジャスパーシャイン JRAでは地方条件交流戦を含め5戦して未勝利だったが、8月の転入初戦から4連勝。しかし前走はC級で、この経験を今後に生かしたい。
オールドベイリー JRAではダート短距離でオープンを含め6勝の実績。5月の転入後は特別戦での1勝のみだが、負担重量面で改善されるのは歓迎だ。
ブラゾンドゥリス JRA時代の17年に黒船賞JpnIIIを制した実力馬。門別では前回在籍時も含め1200メートルで3勝。前走のウポポイオータムスプリントは7着だが出遅れている。
グレイトダージー 7月の3歳重賞・王冠賞では9着に敗れたが、同レースを挟んで6戦6勝。しかし今回は古馬一線級が相手で、持ち時計的にも劣勢だ。
ソイカウボーイ 門別1200メートルでは2歳重賞勝ちがあり、今年は3戦2勝。3着だった前走のウポポイオータムスプリントは勝ち馬とタイム差なしの接戦だった。
ニットウスバル JRAではダート短距離でオープンなど6勝。転入2走目の北海道スプリントカップJpnIIIで4着と善戦したが、その後の2戦がひと息。しかし、両レースともメンバーで最も重い重量を課されていた。
アザワク 2歳時に3勝を挙げ、3歳の今年はグランシャリオ門別スプリントで古馬を一蹴。スムーズに先行できれば粘り込みがありそうだが、近走より重量面での恩恵は少なくなる。
ウワサノコウタロウ 今季は12戦すべて1200メートルを使い、3勝、2着5回、3着1回で馬券圏外は1度(4着)のみ。相手なりに走るタイプだが、オープンで初の57キロを背負う点は気になる。
メイショウウタゲ JRAで8勝、18年のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnI・3着もあるがその後精彩を欠き、7月に転入。初戦を圧勝し、初の門別1200メートルだった前走は5着とはいえ勝ち馬とは僅差だった。
ソルサリエンテ 8月のエトワール賞で重賞初制覇し、前走では58キロの重量で貫禄勝ち。通算18勝を門別1200メートルで挙げているコース巧者で、脚質的に外枠は歓迎だろう。
ジョウラン 2歳時にJRAで2勝し、昨年4月の転入後はエトワール賞を勝つなど短距離で頭角を現した。前走東京盃JpnIIで強豪にもまれた経験を生かしたい。
そのほか、エイシンバランサー、カツゲキライデンが出走する。
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レースの狙い
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難解な一戦だが、先行争いが激しくなるとみてソルサリエンテの差し切りを期待。ソイカウボーイは前走で門別での連続連対が途切れたが、負けて強しの3着。引き続き好勝負が期待できる。遠征帰りジョウランや、スピード上位アザワクの粘り込みにも要警戒。スタートを決めればブラゾンドゥリスの巻き返しにも注意が必要だ。実績上位メイショウウタゲを3連勝式の相手としてマークしておく。
※ホッカイドウ競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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