11月21日(火)に金沢競馬場にて、第26回金沢ヤングチャンピオン(2歳・1700メートル・17時30分発走予定)が行われます。およそ2カ月前に行われたネクストスター金沢で上位に入った馬は不在で、この距離という点も含めて混戦模様と考えるほうがよさそう。出走各馬にとっては結果次第で今後の予定が変わる可能性がありますから、来年につなげる意味でも重要な一戦といえるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。21年を除き、5から6番人気馬が3着以内に1から2頭入っている。連対馬はすべて、2走前が3着以内。兼六園ジュニアカップ(今年の場合はネクストスター金沢)に出走していた馬が1から2頭連対している。牝馬が1から2頭連対し、過去2年の連対馬はともに牝馬となっている。
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出走馬短評
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エムティトップ 北海道では5戦して2、3着各1回だったが、移籍初戦の前走は先行押し切りで快勝。ただ、今回は相手が上がる点と距離延長が微妙かもしれない。
トルピード 9月下旬の新馬戦を逃げ切って、その後の2戦は差し切り勝ち。タイプ的に距離延長は問題なさそうで、4連勝の可能性が十分にある。
アクス 通算8戦で未勝利という成績は劣勢だが、石川テレビ杯を含めて3着が3回。底力に欠ける感は否めないが、3連勝式の候補として一考できるかもしれない。
リメンバーアポロ 北海道では3戦とも敗れたが、金沢では移籍初戦と2戦目を勝利。2走前は逃げ粘れず大敗したが、今回の組み合わせなら粘り込みが狙えそうだ。
グルタチオンシード 4戦目に初勝利を挙げたが、その後は4戦連続でひと押し不足の成績。ただ、前崩れの展開になれば流れ込む余地が出てきそうだ。
ダブルアタック ここまで6戦して、3着を外したのはネクストスター金沢での7着だけ。詰めひと息の感は否めないが、距離延長がプラスになる可能性はある。
ジークアスリート デビュー3戦目に勝利を挙げたが、時計的には平凡。その後も勝ち馬から差のある結果が続く状況では、少々厳しい感がある。
そのほか、ドンリュウスター、ガンジャクィーンが出走する。
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レースの狙い
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トルピードは3戦3勝の勢いが魅力で、今回の相手関係なら引き続きチャンス。相手筆頭には善戦続くダブルアタックを指名する。リメンバーアポロは再度の単騎逃げが見込めそうで残り目に注意。エムティトップは小柄だけに上積み微妙でも、無理なく先行できれば善戦が考えられそうだ。流れ込みタイプのグルタチオンシードが連下の押さえ。
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