12月10日(日)に水沢競馬場にて、第22回寒菊賞(2歳・1600メートル・15時50分発走予定)が行われます。今季は冬休み前ラストの世代限定重賞である金杯が12月30日に実施される予定。そこに向けてという意味もある一戦には8頭が出走してきました。ただ、今年のメンバーには重賞勝ち馬が不在。少頭数でも無理に絞らず、手広く構えるほうがいいのかもしれません。この時期特有の道悪馬場への適性もポイントといえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3勝、2着1回。18年は3→2→4番人気の順で、連対馬はすべて3番人気以内。3着も19年の7番人気を除くと、すべて2から4番人気となっている。2走前までに勝利を挙げていた馬が1頭だけ連対。2走前までに2から3着があった馬も1頭だけ連対しているのも面白い。連対馬はすべて、前走の馬体重が440キロ以上。昨年は牝馬が1着と3着に入ったが、過去5年の3着内馬でみると15頭のうち12頭が牡馬となっている。
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出走馬短評
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リノグロワール 2戦目の盛岡で勝利を挙げ、その後は3戦連続で勝ち馬から10馬身超の差で敗れたが、前走は11番人気でクビ差2着。水沢コースが合うのかもしれない。
マルーントリック 北海道の認定新馬戦で2着に入り、続く一般戦で初勝利を挙げ、10月にも一般戦で勝利。岩手初戦は認定戦で僅差2着と、このメンバーなら地力上位だ。
ボルドーエルプロモ ここまで2勝しているが、それ以外は大半が大敗。前走も後方のまま10着だったが、早めに仕掛けることができれば一発の可能性が出てきそうだ。
サクラトップキッド 10月の新馬戦を勝ち、続く2戦目は大差勝ち。南部駒賞では出遅れが響いて5着だったが、今回の組み合わせなら首位争いが可能だろう。
ビッグサララルーフ ここまで3勝を挙げているが、重賞では3回とも勝ち馬から2秒以上の差で敗戦。スタート難は課題だが、展開ひとつで差し脚が届く可能性はある。
セイバイラック ここまで7戦とも4着以内で重賞でも善戦していた実績は上位。今回も好位付けからの首位争いが期待できる存在だ。
ロイエ 新馬戦から3戦連続で連対したが、プリンセスカップは後方のまま9着。それでも前走で先行して粘った内容を再現できれば、残り目が考えられそうだ。
レッドオパール 北海道の認定新馬戦は2着だったが、続く一般戦を圧勝。岩手初戦の前走で差し切った内容ならば、再現が期待できる。
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レースの狙い
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レッドオパールは移籍初戦の前走が完勝で、引き続き首位争いが狙えそう。セイバイラックは前走ひと息でも今回の顔ぶれなら先行策から押し切りが期待できる。リノグロワールは今回も主導権を取れそうで粘り込みに要警戒。サクラトップキッドもスピード上位で、スタート五分なら首位争いが期待できる。北海道で2勝しているマルーントリックにもチャンスあり。
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