12月30日(土)にばんえい帯広競馬場にて、第25回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19時35分発走予定)が行われます。各産地別予選の上位2頭に出走権が与えられる2歳シーズンの二冠目です。一冠目・ナナカマド賞を1番人気で快勝したホクセイポルシェが十勝産駒特別で3着に敗退したため、混戦模様に。予選1着馬5頭中4頭の騎手が当時から乗替わりとなっているのも予想のポイントといえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着3回とすべて連対。馬券絡みはすべて5番人気以内となっている。産地別でみると十勝産駒が3着内馬15頭のうち7頭(2勝、2着2回、3着3回)と好成績。予選2着から3着以内に入ったのは十勝産駒が3頭、北見産駒が1頭(20年1着馬)。3着内馬のうち12頭には、4走前までにA級-1級で連対歴があった。なおナナカマド賞2着馬は出走があれば必ず馬券に絡んでいる。
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出走馬短評
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アヤノダイマオー ナナカマド賞で障害9番手から2着に追い上げたように末脚が魅力。3走前にA級-1組で初勝利を挙げ、続く十勝産駒特別2着など目下5戦連続3着以内と力をつけている。
ウルトラコタロウ ナナカマド賞には賞金不足で出走できなかったが、A級-1組未勝利で臨んだ十勝産駒特別を逃げ切って勝利。前走はアヤノダイマオーに逆転されたが、差はコンマ4秒とわずかだった。
クリスタルイプセ 牝馬限定のいちい賞を勝ったが、ナナカマド賞は回避し、北央産駒特別は写真判定の末1着。牝馬らしい切れ味を初騎乗の金田利貴騎手が引き出せるかがポイントだ。
グランドスターダム 2勝に対し2着5回、3着2回と勝ちみに遅いタイプ。ナナカマド賞ではアヤノダイマオーとは接戦の4着、南北海道産駒特別2着と善戦しており、押さえには必要だろう。
ミチシオ 青雲賞が2着で、ナナカマド賞も9着とはいえゴール前まで2着争い。続く北見産駒特別は相手に恵まれ圧勝しているが、その後2走のレースぶりからは狙いにくい。
ライジンサン 結果が出なかったA級-1組を船山蔵人騎手に乗替わった初戦で勝利すると、釧路産駒特別も1着。鈴木恵介騎手が初騎乗だった前走で1組・2勝目を挙げているが、相手は強化する。
フレイムファースト A級-2組勝ちまでの実績しかなかったが、南北海道産駒特別を差し切って勝利。デビュー時789キロしかなかった体重が前走では925キロと大きく成長している。
そのほか、トカチヒロ、ディーホワイト、コトブキテンザンが出走する。
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レースの狙い
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過去、もっとも好成績を挙げている十勝産駒特別組に今年も注目。なかでもナナカマド賞で2着もあるアヤノダイマオーが中心。ウルトラコタロウは格下ながら強敵揃いの予選を勝った真価が問われるだろう。ライジンサンも釧路産駒特別から2連勝と勢い互角。近年レベルアップしている南北海道産駒のグランドスターダム、フレイムファーストも相手に押さえておきたい。
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