重賞レース直前情報
■2023年12月30日
第48回金杯(水沢)

12月30日(土)に水沢競馬場にて、第48回金杯(2歳・1600メートル・15時35分発走予定)が行われます。今シーズンの岩手競馬は大晦日が冬休み前の最終日となったことに伴って、例年は年明けに実施されていたこの重賞も1993年以来となる2歳戦として実施。その舞台には8頭が集まりましたが、どの馬が勝っても重賞初勝利。この頭数でもかなりの混戦模様という想定で臨むほうがよさそうです。

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   過去の傾向
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走路状況悪化などで中止になった年を除く過去5回分(17、18、20、21、23年)の結果をみていく。1番人気が5連勝中。連対馬はすべて3番人気以内かつ前走が3着以内。3着馬5頭のうち3頭も前走が3着以内で、残る2頭は寒菊賞で5着だった。太夫黒特別(21年新設)の1、2着馬は昨年3、2着に入っており今年も注目だ。なお北海道デビュー馬が1から2頭連対している。

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   出走馬短評
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セイバイラック 8戦とも4着以内で、芝1600メートルの若鮎賞とダート1600メートルの寒菊賞で2着。JRA認定戦を制した実績的にも上位の存在といえそうだ。

サクラトップキッド 10月に新馬戦と2戦目を圧勝したが、南部駒賞は5着で寒菊賞は4着。最近2戦が行き脚ひと息という点は気になるが、地力的には無視しにくい。

クルトゥルン 新馬戦から4戦連続で3着に入ったが、未勝利馬という点は明らかに劣勢。小柄で底力に欠ける感が否めないだけに、今回も厳しい戦いを強いられそうだ。

リトルカリッジ 6戦3勝だが、若鮎賞とプリンセスカップで差のある敗戦を喫した点は不安材料。ただ、水沢で3戦とも連対している点は強調できる。

マルーントリック 北海道の一般戦で2勝を挙げ、岩手では転入初戦のJRA認定戦で2着に入り、2戦目の寒菊賞で3着。その実績なら今回も善戦以上が狙えそうだ。

ドリームキャッチ 北海道でJRA認定戦を勝ったが、大敗も多数という成績。それでも岩手初戦のJRA認定戦で差し切った内容ならば、今回も首位争いが可能だろう。

オフビート 7月末に盛岡ダート1000メートルの新馬戦を勝ち、その後は2度の2着があるものの、ひと押し不足という内容。今回も好位付けからどこまで食い込めるかというところだ。

ミヤギシリウス デビュー2戦目の水沢で圧勝し、盛岡の若駒賞では2着でも勝ち馬からは1秒8差。ただ、前走が水沢のJRA認定戦で僅差3着なら、コース適性はありそうだ。

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   レースの狙い
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混戦だが、転入初戦の前走を好位差しで快勝したドリームキャッチに期待。セイバイラックは相手なりに動けそうで、ここでも善戦以上が期待できる。マルーントリックはこの距離だとひと押しに欠けるが、立ち回りひとつで上位争いに加わりそう。リトルカリッジは前走の差し脚を再現できれば連勝が視野に入ってくる。水沢コースで2回とも3着以内のミヤギシリウスにも少々マーク。


金杯(M2)2歳の出走表はこちら

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