重賞レース直前情報 |
12月29日(金)にばんえい帯広競馬場にて、第52回ばんえいダービー(3歳・19時30分発走予定)が行われます。ばんえい3歳三冠の最終戦。一冠目・ばんえい大賞典、二冠目・ばんえい菊花賞ともマルホンリョウユウが勝ち、ハンデが変わっても2着ホクセイタイヨウ、3着ジェイヒーロー、4着キタノミネという結果でした。今回は定量だけに、実績馬に有利な条件といえ、19年メムロボブサップ以来となる三冠馬誕生に期待できそうです。なおジェイヒーローは出走取消となっています。
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過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。牝馬の馬券絡みがないのが大きな特徴で、単勝1番人気の牡馬3頭はすべて勝っているが、牝馬2頭はともに複勝圏外。なお牝馬が1番人気だった年は2番人気が勝利している。3着以内馬はすべてばんえい菊花賞に出走しており、牡馬・セン馬で負担重量が710キロ以上だった馬に勝利の可能性がある。連対馬のうち前走勝利していたのは2頭だけで、大一番での巻き返しに警戒したい。
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出走馬短評
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キタノミネ 今季6勝すべてが、障害を2番手以内で越えたとき。3歳二冠とも離れた4着だったように相手が強くなると善戦まで。それ以上は見込みにくい。
アシュラダイマオー 重賞初挑戦でイレネー記念を制した2歳シーズンの王者だが、その後の3着以内は自己条件での2着1回のみ。障害が不安定な近況で、730キロへ重量が増えるのは厳しい。
タカラキングダム 昨季はナナカマド賞を含む9勝を挙げ、唯一の馬券圏外がイレネー記念の4着だが見どころは十分。今季は1勝のみでも、転厩3走目の前走で見せた末脚を復活の兆しととらえることもできそうだ。
ホクセイタイヨウ 昨季の重賞では翔雲賞、イレネー記念とも不発で5着だったが、障害に安定感が出た今季は一、二冠目とも2着。前走では先行策から勝利と力をつけている。
キョウエイプラス 昨季、ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞を含む12勝を挙げた実績馬だが、今季は未勝利。それでも前走は障害を降りてから一旦は先頭と見せ場はあり復調がうかがえる。
マルホンリョウユウ 昨季はイレネー記念2着など18戦すべて3着以内と安定。ばんえい大賞典で重賞初勝利を挙げると、ばんえい菊花賞は圧勝しており、定量戦なら死角は少ない。
スーパーチヨコ 昨季、黒ユリ賞を制した実力馬。3番人気に推されたばんえい菊花賞はゴール前で転倒して9着だったが、2着惜敗だったばんえいオークスのレースぶりから精神的なダメージはなさそうだ。
そのほか、ホウエイチャン、ジェイライフが出走する。
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レースの狙い
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マルホンリョウユウは危なげなく二冠を達成。定量なのは有利で帯広一場開催になってから2頭目の三冠馬誕生に期待したい。二冠とも2着のホクセイタイヨウは5戦連続連対と勢いもあり、どこまで迫れるか。2歳シーズンの実績馬キョウエイプラス、タカラキングダムの復活の可能性にかける手も。紅一点・スーパーチヨコも侮れず、“ダービー”に相応しい戦いになりそうだ。
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