12月31日(日)に笠松競馬場にて、第52回東海ゴールドカップ(3歳以上・1900メートル・15時50分発走予定)が行われます。21年の覇者であるウインハピネスが出走するのが目立ちますが、そのほかにも最近の成績が良好という馬が多数。今年の出走馬は後半で差を詰めてくるタイプが多いという点も特徴的。各騎手の仕掛けどころが結果を左右する大きなポイントになる一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は1勝、2着2回、3着1回。昨年は2→6→5番人気の順だった。5番人気以下が3着以内に1頭以上入っていて、3着内馬15頭のうち7頭が該当している。2走前までに重賞で4着以下があった馬が1頭だけ連対。18年を除き4走前が重賞で2着以内だった馬が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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スペシャルトーク 佐賀ではA級で苦戦したが、笠松移籍後は3戦2勝、2着1回と好成績。今回も先行策を取れそうだが、力量的に少々厳しそうだ。
ルテリブル 4戦連続で3着以内と好成績が続いているが、重賞の組み合わせに入ると見劣りは否めないところ。ただ、まくり脚から流れ込む可能性は考えられる。
ベニスビーチ 21年のこのレース2着馬だが、最近2戦は勝ち馬から差のある敗戦で馬体重が減っている点も心配。ただ、佐賀の飛田愛斗騎手を起用した点は不気味に映る。
アルバーシャ JRAの芝長距離で2勝を挙げ、名古屋では移籍初戦から3連勝。北國王冠は4着でも3着馬からは2秒以上の差だったが、地力的に穴で一考できる余地はある。
ダルマワンサ 3年前に岐阜金賞を制して以降はひと押し不足の成績で、古馬の重賞に入ると力量的に劣勢。今回もどこまで流れ込めるかというところだろう。
ナリタブレード JRAではすべて芝に出走して3勝を挙げ、初ダートとなった移籍初戦の前走が早め先頭から押し切り勝ち。その内容なら重賞でも警戒が必要かもしれない。
イイネイイネイイネ 昨年は3歳戦線で好走を続け、東海ゴールドカップでは5着。今年はJRAで6戦とも苦戦しての再転入初戦で、前回以上が狙える可能性はある。
ウインハピネス 21年のこのレースの勝ち馬で、笠松では26戦して3着内率100%と好成績。今年は春から休養して、秋の復帰後は2戦2勝と勢いをつけて臨んでいる。
マルヨミニスター JRAのダート1800メートルで1勝し、笠松移籍後は6戦とも3着以内と上昇中。しかし今回は一気の相手強化と距離延長が課題で、試金石とみるのが妥当だろう。
ハディア JRAのダート短距離と障害で各1勝を挙げ、高知で5勝して名古屋に移って3連勝。前走は競られる展開で粘れなかったが、善戦できる可能性はありそうだ。
そのほか、スズカサンサン、ストームドッグが出走する。
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レースの狙い
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休養明けから連勝しているウインハピネスは笠松での成績を含めて今回も崩れることはなさそう。ナリタブレードは移籍初戦のまくり脚を再現できれば首位争いが可能だろう。イイネイイネイイネはひと押し不足の成績だったが、JRAを経ての地力強化に注意が必要。差し脚を長く使えるアルバーシャにも警戒したい。善戦傾向があるダルマワンサ、先行力があるハディアが3連勝式の押さえ。
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