重賞レース直前情報
■2023年12月07日
第66回園田金盃(園田)

12月7日(木)に園田競馬場にて、第66回園田金盃(3歳以上・1870メートル・15時50分発走予定)が行われます。22年の優勝馬ラッキードリーム、今年の兵庫ダービー馬スマイルミーシャが大きく注目される存在となりそうで、そこに22年の楠賞を制したエコロクラージュなどが食い込めるかどうかというところ。それでも一発を狙う作戦を取る陣営がありそうですから、そういった存在にも警戒しておきたい一戦といえます。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は4勝。18年は2→5→4番人気の順だった(1番人気は4着)。最近4年の2着馬は2から3番人気で、3着は4番人気以下となっている。その年の姫山菊花賞で2から3着だった馬が1頭だけ連対している。4走前までに他地区の重賞に出走していた馬が1から2頭連対。橋本忠明厩舎の管理馬が5年連続で1頭以上連対している。

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    出走馬短評
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スマイルミーシャ ここまで10戦8勝、2着2回で、兵庫ダービーを含む重賞4勝と活躍中。ただ、今回は古馬の牡馬が相手という点が課題となる。

ラッキードリーム 22年のこのレースを6馬身差で勝つなど、昨夏の移籍から園田では連対率100%。過去の実績を含めて、ここで崩れるシーンは考えにくい。

コスモバレット 20年の7着以来の参戦。最近は成績的にいまひとつで、さらに今回は約5カ月ぶりの実戦だが、正月の新春賞は22年3着、今年が4着と善戦している。

フィアットルクス JRA未勝利から大井に移って14勝を挙げ、21年の4月に重賞を勝ったがその秋以降は苦戦。兵庫移籍後は4戦とも上々だが、今回の相手は強力だ。

ベラジオソノダラブ 3歳春までに重賞を3勝し、兵庫ダービーで2着。成長力という点でいまひとつに映るが、今回の距離はプラス材料といえるだろう。

エイシンビッグボス 2走前の姫山菊花賞で2着に入ったが、今回は初めての距離が課題。それでも岡部誠騎手を起用した点は不気味といえる。

エコロクラージュ ここまで15戦して、名古屋の秋の鞍で3着だった以外はすべて連対。今回は初の古馬混合重賞と初の乗り替わりでどうかだが、地力的に侮れない感はある。

ツムタイザン 2歳時に重賞を2勝して、その後に1年以上の休養を経て、2走前の摂津盃で久々の重賞勝ち。長く使える差し脚を発揮できれば、ここでも首位争いが可能だろう。

アキュートガール JRAでは新馬戦の勝利以降が大敗続きでも、昨秋の兵庫移籍初戦から5連勝して新春賞も勝利。最近は苦戦続きだが、気温が下がって一変する可能性はある。

そのほか、エイシンダンシャク、メイプルブラザー、シェナキングが出走する。

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   レースの狙い
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ラッキードリームは実績断然で、今回の組み合わせなら崩れなしと考えてよさそう。ツムタイザンは差し脚堅実で、展開的に合う可能性が十分にある。エコロクラージュは試金石でも差しに回るようなら上位争いに加わりそう。先行してしぶといフィアットルクスを連下の穴として挙げておく。スマイルミーシャも力量的に侮れないが、今回の相手では少々厳しいとみて3連勝式の押さえまで。


園田金盃重賞13歳以上選抜馬の出走表はこちら

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