重賞レース直前情報
■2023年12月13日
第74回全日本2歳優駿 JpnI(川崎)

12月13日(水)に川崎競馬場で、第74回全日本2歳優駿JpnI(2歳・1600メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはイーグルノワール、ゼルトザーム、サトノフェニックス、ナスティウェザー、フォーエバーヤングが出走。地方他地区からはウルトラノホシ(佐賀)ら3頭が遠征。地元南関東勢はアムクラージュ(浦和)ら4頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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過去5年で3着以内に入った15頭中、JRA馬は10頭でそのうち9頭は5番人気以内(残る1頭は8番人気)だった。つまりJRA馬は実績と前評判があてになると言えるだろう。連軸候補は兵庫ジュニアグランプリJpnII好走馬。また同組は4着以内まで注意が必要だ。好走した地方馬5頭はすべて南関東所属。ダートグレードの好走実績があれば理想だが、ハイセイコー記念や平和賞といった南関東の重賞で好走実績があれば十分チャンスがある。

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JRA所属馬短評
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イーグルノワールはダートで3戦3勝。前走兵庫ジュニアグランプリJpnIIでは最後、サトノフェニックスとの激しい叩き合いに競り勝った。道中は若干忙しそうな感じがしたので、距離延長はプラスに出そう。22年全日本2歳優駿JpnIを制したデルマソトガケは音無秀孝厩舎所属で、新種牡馬のマインドユアビスケッツ産駒だった。今年の新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒である本馬にも注目。

ゼルトザームは前走兵庫ジュニアグランプリJpnIIが3着。イーグルノワールとサトノフェニックスがスパートした際、懸命についていったものの、最後の直線は伸びあぐねて離されてしまった。今回は距離延長が課題になるので、その差を詰めることができるかどうか。

サトノフェニックスはダートで3戦2勝。前走兵庫ジュニアグランプリJpnIIで2着と敗れて初黒星を喫した。しかし、勝ったイーグルノワールとはハナ差だったので悲観することはない。距離1600メートルはギリギリかもしれないが、逆転を狙う。

ナスティウェザーもダートで3戦2勝。2走前のヤマボウシ賞はサトノフェニックスとクビ差の2着。前走なでしこ賞は後方追走も、最後の直線は大外から鋭く伸びて差し切った。サトノフェニックスと遜色ない実力があるのでここでも十分通用する。距離1600メートルも大丈夫だろう。

フォーエバーヤングは新馬戦(京都ダート1800メートル)を好時計で圧勝すると、前走JBC2歳優駿JpnIIIは1番人気に応えて見事に勝利した。道中は先頭と離れた中団に構え、勝負どころでは少し急かされる感じだったが、いい脚を長く使って差し切った。勝ち時計は目立たないが、決め手は断然で素質も高い。非常に楽しみな逸材だ。


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地方所属馬短評
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サントノーレ(北海道)は2走前に川崎に遠征し、鎌倉記念を勝利した。ただ、前走は地元のレースで失速して6着と敗れた。積極的なレース運びで押し切る、というのが今の自分の形ではあるが、JRA勢相手では厳しいかもしれない。

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予想のポイント
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メンバーが強力なJRA勢による争いになるだろう。一応、ダート重賞を勝っているイーグルノワールとフォーエバーヤングにまずは注目が集まるところ。川崎1600メートルの適性を考えると前者の方が若干分がありそうだが、やってみないとわからない。フォーエバーヤングは1800メートルしか経験かないが、地力が違えば圧倒しても不思議はない。サトノフェニックスとナスティウェザーも力がある馬なので、展開ひとつで十分逆転も考えられる。


全日本2歳優駿(Jpn1)【国際交流】2歳オープンの出走表はこちら
 

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