1月6日(土)に佐賀競馬場にて、第1回佐賀若駒賞(3歳・1750メートル・17時10分発走予定)が行われます。昨年は準重賞でしたが、今年は重賞に昇格して賞金額も大きく増加。佐賀競馬場でデビューした12頭が初代王者の称号をかけて挑みます。限定戦ということで、重賞で1着がある5勝馬から1勝馬まで出走各馬の力量差は大きい感が否めませんが、距離延長を味方につけられる存在がある可能性に警戒する必要はありそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(22年以前は1800メートル。今年と同じく佐賀デビュー馬限定戦)。1番人気は3勝、2着1回。22年は5→2→10番人気の順だった。連対馬はすべて、前走が重賞または特別戦。カペラ賞で3から6着だった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。3着内馬はすべて通算5戦以上。連対馬は6番より内と7番より外の組み合わせというデータもある。
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出走馬短評
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サガノオウマサン 7戦して3着以内が6回で、唯一の大敗は不良馬場だった4走前の2歳特別戦。詰めひと息の成績でも距離延長はプラス材料になりそうだ。
デッドフレイ 10月下旬の新馬戦を快勝し、2戦目は出遅れが響いて4着だったが、その後の2戦は好位付けで好成績。今回の距離でも差し脚が届く可能性は十分だ。
トワイライトサーガ 2度の大敗は不良馬場で、しかし前走は不良馬場でも先行押し切りで快勝。タイプ的に距離延長は悪くなさそうで、ここでも善戦以上が期待できる。
カシノルーカス 九州産馬で通算10戦と上積みは微妙でも、1800メートルのカペラ賞で勝ち馬から差はあったが3着に入った実績は上位。詰めひと息でも再度の残り目には要警戒だ。
スターオブウーノ 8月の新馬戦を圧勝し、その後の2戦は差のある敗戦を喫したが、前走は先行策から3着に善戦。距離延長でも先行策が取れれば粘り込みがありそうだ。
ユバチーズダブル 一般戦で2勝を挙げたが、差のある敗戦も多数という成績。競らずに先行できれば侮れないが、今回の顔ぶれでは展開的に厳しい感が否めない。
トゥールリー 9戦して3着以内が8回で、最近3戦は逃げ切り勝ち。カペラ賞でも2着に逃げ粘った内容なら、今回も逃げ切る可能性が十分にある。
フークファンタジー 好走と大敗の差が大きいが、2走前にJRA認定戦を逃げ切ったスピードは互角以上。ただ、今回は同型が多い点が気にかかる。
ロトプレシャス 11月下旬の新馬戦を逃げ切って、続く前走は後方から差し脚を長く使って快勝。その内容なら距離延長も問題なさそうで、3連勝の可能性が十分だ。
そのほか、エイヨーカルム、ウェンティ、キトーウィンが出走する。
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レースの狙い
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トゥールリーは同型多数でもスピードの違いで先手を取れそうで、この条件でも逃げ切りが狙えそう。ロトプレシャスは前走の差し脚を再現できれば逆転が視野に入るだろう。デッドフレイは距離延長でも相手なりに動けそうで上位食い込みに要警戒。好位差しの形が取れるカシノルーカスも押さえたい。善戦続くサガノオウマサン、前走で快勝したトワイライトサーガが連下の穴。
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