1月16日(火)に名古屋競馬場にて、第26回新春ペガサスカップ(3歳・1700メートル・17時25分発走予定)が行われます。ネクストスター名古屋を勝ったミトノユニヴァースとゴールドウィング賞を勝ったフークピグマリオンの実績が上位で、そこに割って入れる存在がいるのかどうかが最大のポイント。そのうちフークピグマリオン以外の11頭は前走が12月30日以降とレース間隔があまりない点には注意しておくべきかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(22年までは旧・名古屋の1600メートル)。単勝1番人気は3勝、2着2回。最近4年はもう1頭の連対馬が2から3番人気で上位人気馬が優勢。ただし、22年を除いて、6から9番人気馬が2着か3着のどちらかに入っている。連対馬はすべて前走で2着以内。連対馬10頭のうち9頭は通算3勝以上で、例外の1頭はデビューからの3着内率が100%だった。
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出走馬短評
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モンデフェリシティ ここまで12戦して未勝利だが、2着3回、3着4回と相手なりに動けるタイプ。今回の相手は強力だが、3連勝式の穴としてなら一考できる余地がある。
ウインジャック 新馬戦とJRA認定戦を含む3勝を挙げ、ゴールドウィング賞は先行粘り込みの形で小差の4着。今回も立ち回り次第で善戦以上が狙えそうだ。
スペリオルパンサー 北海道でJRA認定戦を勝ち、金沢で2勝を加えたが、名古屋移籍後は重賞で2回とも大敗。地力的には侮れないが、今回も道中の折り合い次第になるだろう。
ソーラレイ 6月末に900メートルの新馬戦を勝ったが、その後は善戦止まりという成績。それでも堅実に差を詰めてくる脚があるだけに、展開ひとつで上位に食い込む可能性はある。
ミトノユニヴァース 北海道では7戦して一般戦での1勝だけだが、名古屋移籍後は重賞2勝と好成績。ゴールドウィング賞は2着だったが、今回は押し切りを狙いたいところだ。
スティールアクター 北海道の新馬戦を勝ち、その後は善戦止まりが続いたが、名古屋移籍後は3戦3勝と一変。今回は試金石の形になるが、今の勢いは侮れない。
フークピグマリオン 北海道では4戦目の一般戦で初勝利を挙げ、その後は名古屋に移ってゴールドウィング賞を含む3勝をマーク。前走で古馬相手に勝利した実績にも注目できる。
サンデーロウリュウ 北海道では5戦して3着1回だったが、名古屋移籍後は6戦とも4着以内。今回は相手が一気に上がるが、堅実な差し脚に警戒する手はあるだろう。
そのほか、エイシンポロシリ、サンヨウラフェスタ、メイプルキャップ、サヨノコントラストが出走する。
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レースの狙い
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ミトノユニヴァースは差し脚を長く使えるタイプで、引き続き首位争いが狙えそう。フークピグマリオンも差し脚堅実で、今回も立ち回りひとつで勝機が十分あるだろう。あとは少々離れるが、近走ひと息でも善戦傾向があるウインジャックが割って入る候補。スティールアクターは試金石だが3連勝中の勢いには警戒が必要だ。まくり脚があるソーラレイ、善戦傾向があるモンデフェリシティが3連勝式の押さえ。
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