1月28日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第34回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18時25分発走予定)が行われます。年末開催から各カテゴリーのチャンピオンを決めるBG1重賞がスタートしていますが、このレースは古馬の女王決定戦。おそらく人気になるのは準重賞のレディースカップを含め4連勝中のサクラヒメ。昨年は断然人気で5着だっただけに雪辱に燃えているはずです。例年は今季限りで引退する馬もおり、牝馬同士で戦えるチャンスを生かしたいところでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気が5連敗中(2、3着各1回)。近2年は2番人気も馬券に絡んでいない。前哨戦・レディースカップの着順と相関性が弱く、20年を除く勝ち馬は同6から7着からの巻き返しで、当日は3から5番人気。レディースカップ1着馬の3着以内は19年の3着のみとなっている。島津新騎手が4年連続で3着以内と好相性。21年にはフェアリースズで勝利を収めている。
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出走馬短評
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ナカゼンガキタ このレースには5歳だった19年が初挑戦で昨年4度目で勝利。その昨年と同じ780キロなのは有利だが、レディースカップ5着、前々回が出走取消など状態ひと息という感はある。
ピュアリーナナセ カーネーションカップは20秒以上離されたが3着を確保。ただ700キロに重量が増えたクインカップでは障害で転倒しており、最軽量でも760キロは堪えそうだ。
シンエイボブ 明け10歳馬で、このレースでは21年の5着を最高に着順低迷。近走も見せ場に乏しく強調材料を欠く。
ダイヤカツヒメ カーネーションカップではハンデに恵まれたとはいえ、サクラヒメを突き放して圧勝。11月のクインカップは4着だったが、昨年のこのレースで770キロを経験している強みがある。
サクラヒメ 5連勝で臨んだ昨年は820キロで5着だったが、4連勝中の今年は同じトップハンデでも810キロ。1番人気不振のデータは気になるが、牝馬同士なら実力は抜けている。
ミソギホマレ サクラヒメと同世代のライバルだが、近走は成績的に水をあけられた感も。ただ格下が多い相手関係なら侮れない。
アローリキヒメ クインカップではしぶとく歩いて重賞初制覇。その後は精彩を欠くが、前走のオープン混合戦では障害をひと腰でクリア。とはいえ、あっても見せ場までだろう。
シンエイアロイ クインカップ、レディースカップとも障害をひと腰でクリアしたが詰めひと息。しかし重量増となるここは障害巧者のこの馬にアドバンテージが見込める。
そのほか、ヒメトラマジック、ブルーレジーナが出走する。
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レースの狙い
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前哨戦・レディースカップを勝ったサクラヒメの相手探し。4走前のドリームエイジカップで牡馬相手の古馬重賞を、前走でオープン-1組をともに初制覇ととにかく充実している。トップハンデでも実力を考えれば女王候補筆頭になる。レディースカップ2着ミソギホマレは20キロ差あれば食い下がれそう。重量有利な明け5歳アローリキヒメ、ダイヤカツヒメにも注意したい。
ヒロインズカップ(BG1)4歳以上牝馬オープン別定の出走表はこちら
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