1月11日(木)に園田競馬場にて、第4回コウノトリ賞(4歳以上牝馬・1870メートル・15時50分発走予定)が行われます。4月4日に実施される兵庫女王盃JpnIIIと同じ距離で行われる一戦には9頭が出走。翌週からは姫路競馬場が舞台になり、次の園田開催は3月19日となるため、第1回となるダートグレードレースと同じ条件での前哨戦という位置づけになります。この重賞も実質的には第1回。ただ、相手探しとなりそうです。
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過去の傾向
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過去3回は3歳牝馬限定戦で時期も距離も違うため、ここでは園田1870メートルのコースについて記すことにする。2コーナーの奥からスタートして、およそ1周半する設定。スタート地点は路盤の形状の影響か、外枠だと多少滑りやすい感があるようだ。最初のカーブまでおよそ300メートルあるため、1700メートルに比べると先行争いはそれほど激しくならない傾向がある。
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出走馬短評
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クリノメガミエース 2歳夏にJRAの新馬戦を勝った後に低迷したが、兵庫移籍後は笠松で重賞を勝ち、重賞で3着6回と好成績。限定戦の顔ぶれなら善戦以上が可能だろう。
アイヤナ JRA時に笠松の条件交流戦で勝利を挙げ、兵庫では初戦から4戦連続で3着以内に入ったが、前走の条件交流戦は大敗。今回は距離延長という点も課題となる。
マヤローザ JRA時に4戦目の初ダートを14番人気で勝ち、23年6月に笠松の条件交流戦で2勝目。移籍初戦の前走は5着だったが、2戦目で距離延長なら前進が見込める。
マルグリッド 2歳時に門別の一般戦と園田のJRA認定戦を勝ち、3歳時に佐賀のル・プランタン賞を勝利。限定戦の組み合わせなら大きく崩れることはないだろう。
タガノオボロ JRAでは5戦して3着2回だったが、兵庫移籍後に10勝をマーク。展開次第の感はあるが、メンバー的に逃げ粘る可能性がありそうだ。
スマイルミーシャ ここまで11戦9勝、2着2回と好成績で、前走は園田金盃で古馬の牡馬を相手に差し切り勝ち。牝馬限定で定量戦という条件は圧倒的に有利だ。
デンコウハピネス JRAのダート短距離で2勝を挙げ、兵庫移籍後は1勝だけでも2着4回、3着10回と善戦傾向がある成績。今回の距離にも対応できるタイプといえる。
そのほか、クレモナ、ニネンビーグミが出走する。
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レースの狙い
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スマイルミーシャの実力が断然。相手は混戦だが、重賞で善戦実績があるクリノメガミエースを筆頭に取る。マルグリッドは相手強化でも好位差しの形で上位争いに加わりそう。単騎逃げが見込めるタガノオボロも押さえたい。善戦傾向があるデンコウハピネスにもチャンスがありそう。軸が堅そうなだけに絞って臨みたい一戦だ。
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