重賞レース直前情報
■2024年01月02日
第46回帯広記念(帯広)

1月2日(火)にばんえい帯広競馬場にて、第46回帯広記念(4歳以上・17時00分発走予定)が行われます。ばんえい競馬の新年は、2024年もこの重賞で幕開け。各馬の負担重量は最低890キロ。ばんえい記念の1トンに次ぐ高重量で争われるだけに、ここで結果を出せれば年度末の大一番へ弾みがつくはず。昨年の古馬路線では7歳(明け8歳)世代の躍進が目立ちましたが、今回も出走9頭中の5頭を占めています。明け10歳馬も3頭おり、さながら世代対抗戦の様相を呈しています。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気が2勝、2着3回とすべて連対している。連対馬10頭中7頭は前年の北見記念で重量860キロ以上。残り3頭中2頭は北見記念に不出走だった。負担重量930キロでの出走は過去3頭いて、うち2回はメムロボブサップ。5歳シーズンの22年は3番人気で9着だったが、23年は1番人気で2着と成績を上げている。残る1頭は19年コウシュハウンカイで2番人気・5着だった。今年は8歳と10歳がほとんどだけに、各世代の収得賞金上位馬のみ出走できるドリームエイジカップ組を狙うのもいいかもしれない。なお年末開催のスケジュールが変わった過去2回では、前走がオープン-1組の平場戦だった馬が5頭も馬券に絡んでいる。

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    出走馬短評
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ミノルシャープ 今季の重賞は北斗賞での3着が最高。重賞での通算5勝はすべて重量800キロ以下で、馬券絡みも820キロまで。890キロは適性外だろう。

インビクタ 昨年のこのレースでは第2障害で競走中止だったが、当時から主戦騎手が変更。今季の重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯での1勝のみだが、トップハンデから解放された北見記念では見せ場を作って4着だった。

メムロボブサップ 今季10戦して重賞3勝を含む8勝、2着1回とほぼパーフェクトな成績。2着だった昨年と同じ重量930キロだけに今年も上位争いが濃厚だ。

コマサンブラック 重量900キロが初だった昨年このレースで逃げて3着に健闘し、ばんえい記念は5着。今季は2走前の初勝利から連勝中。通算29勝のうち15勝を12から2月に挙げているように寒い時期が得意なのかもしれない。

メジロゴーリキ このレースには3年続けて重賞を1勝して臨んでおり21、22年は2着で、昨年は5着。年々、勝ち馬との着差が開いており、今年は昨年より10キロ軽いが重賞未勝利とさらに勝ちみに遅くなっているのは気になる。

アオノブラック 以前は人気倒れもままあったが、今季は10戦して重賞2勝を含む4勝、2着4回、3着1回と安定感が出た。これで勝った昨年と同じ重量920キロで出走できるのは有利だ。

コマサンエース 7歳シーズンの今季が古馬重賞路線へ本格参戦で、旭川記念、岩見沢記念での離れた3着が最高。ただし重量860キロの北見記念が勝ち馬との着差はもっとも小さかった。

そのほか、センリョウボス、コウテイが出走する。

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   レースの狙い
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メムロボブサップが、今季不利のない競馬で先着を許したのはアオノブラックただ1頭。昨年のこのレースでも同馬の2着だったが、今年はそのライバルの騎手が若手に乗替わっており、高重量戦での騎手の経験値を踏まえ本命視。アオノブラックは昨季より安定感が増しており連覇も十分。昨年3着コマサンブラックがやや離れた3番手。古豪メジロゴーリキも軽視禁物。二強が強力なため買い目は絞って臨みたい。


帯広記念(BG1)4歳以上オープン別定の出走表はこちら

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